本・書籍
2016/10/9 6:30

朝晩3分で健康に! 政財界のVIPも実践する忙しい人のための体操「真向法」

私は運動が苦手で、どんなに頑張っても逆上がりができない小学生だった。

 

担任の先生は熱心な方で「努力して、できないことはない!」と、励ましてくださった。私はその言葉を信じて、毎日、毎日、放課後居残って鉄棒にしがみつき、練習を繰り返した。

 

友達も付き合ってくれて、「もう少しだよ」「ほら、そこでぐいっとさぁ、ああ~~」と、顔を真っ赤にしながら声をかけ続けたが、とうとうできるようにはならなかった。

 

人間、あきらめが肝心

先生はあきらめたらしく、「もういいわ。十分、頑張ったもの。生まれつき体が硬いのね。これ以上は危険だわ」と、言い、放課後の猛練習は終了となった。

 

逆上がりはできるようにならなかったが、この時、私は学んだ。「努力してもできないことはある」、そして、「体が硬いと運動はかえって危険だからあきらめたほうがいい」と。

 

以来、「無理は禁物」をモットーに、硬い体を持つ我が身を愛おしみながら生きてきた。本当は逆上がりも、お相撲さんのする「股割り」もできるようになりたかったが、できないものはできない。

 

人間、あきらめが肝心である。

 

ストレッチ・ブーム?

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最近、「べたーっと開脚できるようになりたい」と、言いながら、ストレッチに励む知り合いが多い。美しい体を手にするために、しなやかな体は必須だ。

 

それに、体をほぐすのは美容にもいい。どんなに体が硬い人でも柔らかい体に変身できる方法が書かれた本がベストセラーになったことも手伝い、皆、「一緒にやろうよ。頑張れば、床にべったり上半身をつけるようになれるらしいよ」と、囁く。

 

しかし、私は知っている。皆にできても、私には無理だ。もう無駄な努力をする気にはなれない。

 

そんなはずがないのだが・・・

そんなある日のこと、元プロ野球の選手に「あなたは体が柔らかいね」と、言われた。「何を言ってるのやら・・・。もしかしたらイヤミ?」と、思ったが、彼は本気だと思いなおした。

 

スポーツで食べてきた人は、お世辞でそんなことは言わない。それに、思い当たることがあった。以前、仕事で体験する必要があり、いやいやヨガの体験レッスンをしたところ、 ヨガの先生に「体が柔らかい」と、褒められた。そんなはずがないのだが・・・。

 

思い当たるのは「真向法体操」、ただひとつ

小学校の先生にもサジを投げられたほど体の硬い私である。ところが、よく考えてみると、大人になってから、それほど体が硬いと思わなくなった。ヨガ教室に行ったこともなく、スポーツジムに通ったこともないのに。

 

ただ、学生の頃から、「真向法」という体操をしてきた。以来、40年あまり、知らないうちに体操の効き目がでていたのかもしれない。まさに継続は力なり、である。

 

4つの体操

「真向法体操」との出会いは偶然、かつ、強制的だった。大学のときに必修科目で受けた体育の授業で、有無を言わさず、その体操をやるように命じられたのだ。朝、一番最初の授業でまだ眠く、それでなくても硬い体は筋が骨化したような状態だった。

 

それなのに、年配の先生は元気いっぱいの声で、「はい!みなさん、始めますよ」と号令をかける。

 

体操には4つのパターンがあった。

1)膝を開いて座り、足の裏を上に向け、息を吐きながら上体を前に倒していく。このとき、背中をまっすぐにしておくのを忘れずに。

 

2)足を投げ出して座り、足首を直角に立て、息を吐きながら手を足首の方へまっすぐ伸ばす

 

3)足を開脚し、足首を立て、正面を向いたまま、床にお腹と胸をできるかぎり近づけていく。

 

4)正座したあと、両足をお尻の幅だけ開いて割り座したあと、足首がぴったり床に付くように、静かに体を後ろに倒す。手を伸ばして約1分間、腹式呼吸をする

 

息をするように自然とできるようになる

文章で読むと、大変そうだが、私でもできた体操である。『真向法体操』(公益社団法人真向法協会・著/毎日新聞出版・刊)には、イラスト付きでわかりやすい説明があるので、参考にして欲しい。特別な器具も場所もいらない。畳一枚分のスペースがあればどこでもできる。必要な時間は5分くらいだ。

 

体のどこかが痛い場合は、無理をせず、できることだけやればいい。毎朝、毎晩、やっているうち、朝は伸びをするように、夜はパジャマに着替えるついでに、自然と体が動くようになっていく。もちろん、ストレッチの仕方はそれぞれで、その人にあった方法がいいに決まっている。

 

ただ、私のような運動音痴が続けられた体操である。多くの人が簡単にこなすことだろう。真向法のおかげだと断言はできないけれど、体の弱かった私は、今やタフだと言われている。

 

入院もお産以外ではしたことがない。それもこれも、体操のおかげだという気がする。試してみて損はないと思うのだが、いかがだろう?総理大臣や財界人にも人気があるというのも、どこにいても、時間がなくても、簡単にできるからではないだろうか。

(文・三浦暁子)

 

【参考文献】

イラスト決定版 真向法体操

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著者:公益社団法人真向法協会
出版社:毎日新聞出版

 

たったの4つの動作から成る真向法体操は、朝晩3分間ずつ毎日行なえば、運動不足が解消して体幹が鍛えられ、気持ちも軽やかになり、心身の健康が確実に得られます。さらに、老化防止、シェイプアップ、美容にも効果を発揮します。手軽なストレッチながらも効き目が抜群ということで、元内閣総理大臣の小泉純一郎氏や細川護煕氏など、多忙な政財界人らに大人気。本書では、修練のポイント、上達法、効用などをイラストで分かりやすく解説します。

 

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