ビジネス
エクセル時短術
2017/4/5 20:00

【エクセル】通し番号がずれる…そんなときに使いたい、行を挿入・削除してもずれない通し番号の入力ワザ

連続番号を使った表で悩ましいのが、行の挿入や削除で番号がずれたときでしょう。Ctrlキーを押しながら■(フィルハンドル)をドラッグすれば修正できますが、データ数が多いと手間がかかりますね。ROW関数を使えば、挿入した行に数式をコピーするだけで対処できるうえ、行を削除した場合は対処不要です。今回は、連続番号を入力するテクニックを紹介します。

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↑オートフィルで入力した連続番号は、行を挿入すると、再度オートフィルで入力する必要があります

 

ROW関数で通し番号を入力すれば、行を削除・追加してもずれることがない!

ROW関数は行番号を取得する関数です。行番号3のセルに「1」を入力する場合は、「=ROW()-2」と2を引きます。

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↑行の挿入・削除に簡単に対応する連続番号を入力したい

 

通し番号のセルA3に下記の数式を入力します。

=ROW()-2

セルA3の行番号を取得し、その数値から2を引きます(-2)。そして、セルA3をオートフィルやコピペでセルA4以降にコピーします。
行を挿入すると、空行が作られます。

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↑行を挿入すると、空行が入ります。その下の行は自動で番号が変わります

 

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↑セルA5右下の■をドラッグしてコピーします

 

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↑数式がコピーされ、番号が入力され連続します

 

行を削除した場合は、自動で番号が変わります。

 

データ数が多い場合やあとから挿入・削除が想定される場合は、あらかじめこの方法で番号をふっておくと便利です。

 

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