ビジネス
2018/5/30 19:00

今後最注目の送金アプリ「Money tap」、「リアルタイムな個人間送金」実現の鍵はブロックチェーン

このところ、「paymo」や「LINE Pay」などに代表される、個人間での送金アプリが次々と発表されています。アメリカでは「Venmo」というアプリが流行っており、「Venmo me(あとでVenmoで送って)」なんて言葉が生まれているほどです。そんななか先日、大手金融機関であるSBIホールディングス及びSBI Ripple Asiaより、新たな送金アプリ「Money Tap」が発表されています。

 

 

Money Tapがこれまでの送金アプリと何が違うのか。最近よく耳にする「ブロックチェーン」とともに解説したいと思います。

 

金融機関を介さず取引できる「ブロックチェーン」の活用

「Money Tap」が他の送金アプリと最も大きく異なる点として「ブロックチェーン技術(分散型台帳技術)」を活用している点が挙げられます。「ブロックチェーン」は昨年から盛り上がりを見せたビットコインなどに代表される仮想通貨で用いられている技術です。

 

そもそもブロックチェーンとは、いつ誰によって開発され、どういう仕組み・特徴を持つ技術なのでしょうか。その歴史は2008年10月、サトシナカモトという人物(実は、人物なのか団体なのか、未だに正体は不明なのですが…)によって発表された「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」という論文に遡ります。

 

この論文には金融機関などの第三者機関を通さずに低コストで取引できる「ブロックチェーン」という仕組みについて書かれています。「ブロックチェーン」の仕組みは、”ブロック”というデータの単位が1つ前のブロックのハッシュ値(圧縮値)を含みながら”チェーン”のように連なることを特徴とする技術です。

 

また、第三者機関を通さないということで中央にサーバーを置くクライアント・サーバー方式ではなく、「分散型台帳技術」とも称されるようにP2P方式を用いています。

 

つまりこうした仕組みによって、ブロックチェーンは主に…

 

①不正取引・改ざんができない

②システムダウンに強い

③運用コストが安い

 

という3つの特徴を備えています。

 

 

こうした技術は、仮想通貨以外の分野でも注目されており、金融はもちろんのこと、不動産や著作権の登記、物流といった分野にも応用できると期待されています。

 

↑Money Tapはブロックチェーン技術を用いているために個人間の送金を安全・リアルタイムかつ快適に行える環境を提供できる

 

注:ブロックチェーンと分散型台帳技術は厳密には定義が異なりますが、ここでは便宜上、同一のものとして扱わせていただきます。

 

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