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エクセル時短術
2018/6/19 19:39

【エクセル】残念な資料になってない? 円グラフの訴求力を高める3つのポイント

簡単にグラフを作成できるのがエクセルの優れたところですが、作成したまま資料として提案していませんか? 実はひと工夫加えるだけで、グラフが見やすくなり訴求度がアップします。例えば、円グラフ。項目名をグラフの近くに置けば、凡例の色とグラフを見比べる手間が省けます。加えて、割合(パーセント)も同時に表示したいところ。今回は、円グラフの訴求力を高めるポイントを3つご紹介します。

↑作成したばかり円グラフ。ここからひと工夫して、見やすく加工するのが訴求度アップのポイントです

 

【ポイント①】

項目名をグラフの近くに置く

項目名をグラフの近くに置くには、まず凡例を消します。項目名は、データラベルオプションで「分類名」と「パーセンテージ」をオンにします。項目名をグラフの外に置く場合は、「ラベルの位置」で「外部」を選択します。

↑凡例を選択し、Deleteキーを押します

 

凡例が消えます。次に、項目名をグラフに表示します。

↑「デザイン」タブで「グラフ要素を追加」ボタンをクリックし、「データラベル」 → 「その他のデータラベルオプション」をクリックします

 

「データラベルの書式設定」画面が表示されます。

↑「ラベルオプション」で「分類名」と「パーセンテージ」にチェックを入れ、「値」のチェックを外します。「ラベルの位置」で「外部」を選択します

 

グラフの外部に項目名とパーセントが表示されます。

↑グラフの外部に項目名とパーセントが表示されます

 

【ポイント②】

円グラフの項目を値の大きい順に並べる

値の大きい順に項目を並べる場合は、表を降順に並べ替えます。

↑並べ替える項目のセルを選択します(ここでは「売上高」のセルB3)

 

↑「ホーム」タブの「並べ替えとフィルター」ボタンをクリックし、「降順」を選択します

 

表が売上高の大きい順位並べ替わり、円グラフも変わります:。

↑表に合わせて円グラフの項目も並べ替わります

 

【ポイント③】

目立たせたい項目を切り出す

円グラフの項目を切り出すには、その項目だけを選択し、「データ要素の書式設定」画面の「要素の切り出し」で「20%」などと指定します。

↑切り出したい項目をクリックしたあと、もう一度クリックします

 

指定した項目だけが選択されます。

↑「書式」タブの「選択対象の書式設定」ボタンをクリックします

 

「データ要素の書式設定」画面が表示されます。

↑「要素の切り出し」で切り出し割合を指定します

 

指定した項目が切り出されます。

↑項目が切り出されます

 

円グラフのひと工夫ワザはいかがでしょうか。簡単に加工できるので、ぜひお試しください。