ビジネス
2018/7/9 6:00

【朝の1冊】教わり上手になれば、うまくいく。学習効率が向上する4つのコツ――『成功する人は、教わり方が違う。』

賢くなるために、わたしたちは学びます。学ぶことは、教わることです。正しい教わり方を知っていれば、何歳からでも賢くなれます。

 

成功する人は、教わり方が違う。』(中谷彰宏・著/河出書房新社・刊)という本があります。人生の本質を「教わり方」であると定義して、成功者に共通する「学びの心がまえ」を解説しています。

 

 

教わるときは、選り好みしない

一流は、自分の意見を捨てて吸収する。
二流は、自分の意見に合うものだけ拾う。

(『成功する人は、教わり方が違う。』から引用)

 

いままで考えもしなかった視点からのアドバイスを、拒絶したい気持ちを乗り越えて実践できたとき、成長のきざしが現れます。

 

月給15万円の人が、毎月3千円を貯金するのはカンタンです。ただし、1年間で3万6千円にしかなりません。痛みを伴わないアドバイス(助言)を実践しても、ほとんど役に立ちません。

 

成長できる教わり方というのは、月給15万円の人が「毎月かならず5万円を貯金しろ!」というアドバイスを受け入れることです。痛みや苦しみを乗り越えることができれば、1年後には60万円が手元に残ります。株式や自己投資に使えば、人生を変えることができる金額です。

 

 

教わるときは、再現性を重視する

一流は、成功が継続している人から教わる。
二流は、一瞬成功した人から教わる。

(『成功する人は、教わり方が違う。』から引用)

 

短期間で3億円を稼いですぐに落ちぶれた人よりも、年収3千万円をずっと継続している人に教わったほうが、学べることは多いです。

 

成功者の言うことには、ひとしく耳を傾けるべきです。しかし、成功ノウハウには「まぐれ」が混ざっている場合もあります。なるべく「再現性をそなえたノウハウ」を参考にするべきです。

 

誰かにアドバイスを求めるとき、あなたは「熟考してから聞く」タイプですか? それとも「考えがまとまらないので聞く」タイプですか?

教わるときは、出し惜しみなく

一流は、自分のベストを添削してもらう。
二流は、未完成を添削してもらう。

(『成功する人は、教わり方が違う。』から引用)

 

ビジネスの企画書について、先輩や上司にアドバイスを求めたいとき。あなたが「完璧に仕上げた」という自信たっぷりのものに「ダメ出し」をもらうからこそ、自分に足りなかったものに気付いて、さらなるブラッシュアップを果たせます。

 

壁に向かってゴムボールを強く投げれば、おなじ勢いで跳ね返って来ます。教えを請うときには、あなたが全力で向かっていかなければ、教えるほうも全力で応えてくれません。

 

 

教わるときは、死ぬまで続ける

一流は、ひとつのことを続ける。
二流は、次のことを探す。

(『成功する人は、教わり方が違う。』から引用)

 

ここまで紹介した『成功する人は、教わり方が違う。』の著者は、「続けることが仕事」であると述べています。同じように「続けることが勉強」です。

 

参考書をとっかえひっかえするのは「勉強」ではありません。見極めた1冊の参考書を何度も読み返して、知り尽くして考え尽くすことが「勉強」です。成功する人は、たった1冊の本から多くを学びます。

 

教わり方を見直すだけで、いままでの生活が一変するはず。本書『成功する人は、教わり方が違う。』には、60種類におよぶ「教わるノウハウ」を収録しています。お試しください。

 

【書籍紹介】

 

成功する人は、教わり方が違う。

著者:中谷彰宏
発行:河出書房新社

大好評の文庫・習慣シリーズに「朝の習慣」が登場! 【習慣の専門家】として国内外累計100万部を突破する著者による、人生がきらめくハッピー・サクセス56のコツがぎっしり詰まった宝箱。朝を変えるだけで、らくらく幸せに成功できる!

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