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エクセル時短術
2019/10/30 20:00

【エクセル】条件を複数つけて、集計する方法!頭文字が「D」の関数は何かと便利です

エクセルで複数の条件を指定して合計を計算する場合、以前ご紹介したSUMIFS関数が有効です。しかし、条件と条件範囲をセットで指定する必要があり、条件が複数ある場合などは入力には手間がかかりますよね。そんなときは「DSUM関数」が便利です。例えば、年齢が「30歳以上35歳未満」といった条件を、AND条件やOR条件で詳細に指定できます。

 

同じ項目に条件を複数つけて集計する

同じ項目(フィールド)に複数の条件を付けて合計するには、DSUM関数を使います。DSUM関数では、データベース(表)、フィールド(項目)、条件の順に指定します。データベースは項目を含む表、フィールドは項目です。

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↑表の範囲はA2からE12まで、項目は「赤」、条件はG2からH3の表を参照、ということで、数式はG7=DSUM(A2:E12,C2,G2:H3)となる

アンケート結果表のセルA2~E12で、合計する項目のセルC2(赤)の列から、条件のセルG2~H3に一致する数値を取り出し合計します。条件のセルG2~G3は「年齢」が30以上、セルH2~H3は「年齢」が35未満を指定しています。

条件を指定する表をつくる際は、1行目に表の項目名と同じ名称(年齢)を指定し、2行目に条件(>=30、<35)を指定します。このとき条件を横に並べるとAND条件、縦に並べるとOR条件になります。

 

今回の例でSUMIFS関数を使うと、下記のように少し長くなってしまいます。

=SUMIFS(C3:C12,B3:B12,G3,B3:B12,H3)

 

ちなみにですが、DSUM関数をはじめ、「D」(Database)が先頭に付く関数はデータベースの集計などに適しています。データベース形式の表で使ってみましょう。