エクセルで表内のセルの数を求める場合、実は何を調べたいかによって使う関数が異なります。数値が入力されたセルの個数を調べるならCOUNT関数、入力済みのセルの数はCOUNTA関数、空白のセルの数はCOUNTBLANK関数を使います。難しいように感じるかもしれませんが、この3つの使い分けさえ覚えれば後は関数を入力して範囲をしているだけです。
1. 特定の数値のセル数をカウントする
数値が入力されているセルの個数を調べるには、COUNT関数を使います。日付や時刻が入力されたセルの数もカウントされます。
=COUNT(A3:A10)というようにIDが入力されているセル範囲A3~A10を指定し、数値が入力されているセルの数を求めます。ここではすべてのセルにIDが入力されていたので「8」と表示されました。
2. 入力済みのセルの数をカウントする
数値だけでなく文字も含めて空白以外のセルの数を調べるには、COUNTA関数を使います。全角や半角のスペースが入力されているセルや、数式の計算結果が空白のセルもカウントされます。
=COUNTA(C3:C10)というように、交通費のセル範囲C3~C10の範囲を指定して、入力済みのセルの数を求めます。
空白セルの数をカウントする
空白のセルの数を調べるには、COUNTBLANK関数を使います。数式による計算結果が空白のセルもカウントされます。
=COUNTBLANK(C3:C10)というように、交通費のセル範囲C3~C10を指定して、空白セルの数を求めます。
セルの数をカウントするワザ、いかがでしょうか? セルをカウントするときは、求めたい内容を確認してから関数を使いましょう。なお、1列で連続するセルの数を数えるのであればROW関数、1行で連続するセルの数を数えるならCOLUMN関数を使います(入力例:=ROW(A10)-ROW(A3)。