CAPA CAMERA WEBではカメラを使った夏休み向け企画として、新型チェキの使い方アイデア集、防水カメラで磯遊び、マクロ撮影機能を使った日常のモノ観察、一眼カメラで星撮影などを紹介してきたが、今回は“夏雲の変化”を動画によって観察してみたい。
「タイムラプス動画」で夏雲を観察
動画の観察、といっても通常の動画撮影ではない。今回活用したのは、一定間隔で静止画を撮影するインターバル機能を利用した「タイムラプス動画」である。タイムラプス動画とは、簡単にいえば静止画をつなぎあわせたコマ送り動画のこと。これによって、長時間に渡る被写体や風景の変化を、スピーディーかつドラマチックに見せることができるのだ。
以下の動画が、実際に撮影したタイムラプス動画だ。
こうやって雲の動きを観察すると、単に動いているのではなく“形を変えながら動いている”のがよくわかる。日常目にしている“何気ない自然風景”の変化を、凝縮された映像のなかで、じっくりと確認することができた。入道雲のようなボリュームのある雲ができる過程や移動する様子などを撮影できれば、さらに見応えのあるものになるだろう。
このように、タイムラプス動画を使えば長い時間をかけた変化をダイジェストでわかりやすく表現できる。例えば、昆虫の脱皮や街の様子の変化などを撮影しても面白い。あるいは、夏休みの自由研究では、「工作の制作過程をダイジェストで記録する」といった使い方もできるだろう。