グルメ
2017/6/17 19:20

徒歩15分でもお客が集まるのはなぜ? 青葉台「COCOCHI BURGERS」が目指す「どれを食べても美味しい」バーガーの実力

ハンバーガーストリート・松原好秀の「週末はハンバーガー」  「COCOCHI BURGERS」(横浜・青葉台)

 

全国的な人気を誇る名店「ココチバーガーズ」。前は田園都市線藤が丘駅前の便利な場所にあったが、一昨年、隣の青葉台駅から15分近く歩く、奥まった場所に引っ越した。「そんな奥地までみんな食べに行くだろうか」との心配をヨソに、いまも変わらずにぎわっている。

 

無添加・上州牛パティを楽しむ厳選の5品!

女性オーナー後藤麻里さんに話を聞いた。なぜ移転したかーーそれは厨房を造り変えるため。11年前、独学でハンバーガー屋を始めたときは何とも思わなかったが、使ううちに厨房の配置が不便に感じられだした。もっと効率よく、もっとおいしいハンバーガーが出せないかーーやっとわかったその答えが、「いまのココチに合うよう厨房を造り変えよう」だった。

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一軒屋をまるごと改造して1階は厨房に、2階をカフェ風のイートインにリノベーション。ベランダにもカウンターが5席あり、桜の木を前に花を見ながら食事ができる。

 

理想のキッチンで作るバーガーは、移転前よりグッと減らして計5品。「種類を増やすことは目標にしていない。数は少なくとも、どれを食べてもおいしい。そんなバーガーが作りたい」と麻里さん。

↑「アボチーズバーガー」(1296円)。熟れたアボカドにチェダーチーズとホットチリソースの組み合わせ
↑「アボチーズバーガー」(1296円)。熟れたアボカドにチェダーチーズとホットチリソースの組み合わせ

 

パティは上州牛100パーセント・108グラム。バンズは町田の名店「ドゥリーブル」製。時折ゴリッと噛み応えのあるパティとやわらかなバンズの組み合わせで、スッと口に入るソフトな食べ口が特徴。食べやすさを重視した、熟練の技が光る一品だ。

 

サイドメニューをなくした結果、来たお客さん全員がハンバーガーを食べてくれるようになった。「前よりもっとハンバーガー屋になった」と話す麻里さん。炭火焼に特化した2号店も西新宿にオープン。小さいお子さんを育てながら東京と横浜を行ったり来たり。今日も大忙し!

↑自家製ベーコンやドレッシング、紅茶などのギフト販売もしている。こちらは父の日用のギフト、極上の上州牛で作った自家製「ローストビーフ」(300グラム5000円~)。美味!
↑自家製ベーコンやドレッシング、紅茶などのギフト販売もしている。こちらは父の日用のギフト、極上の上州牛で作った自家製「ローストビーフ」(300グラム5000円~)

 

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― shop data ―

所在地:神奈川県横浜市青葉区青葉台1-32-34

アクセス:東急電鉄 青葉台駅歩12分

オープン:2006年8月7日

営業時間:11:00~15:00LO

定休日:年中無休(要確認)