ホップを投入してランチや工場見学へGO
頑張った結果、糖度は18.7度に。これはイチゴやリンゴよりも甘い数値とのこと。そして次はこの麦汁をろ過。キリンの商品でも有名な、一番搾り麦汁ができ上がります。この時点で、各グループの一番搾り麦汁を飲み比べてみました。
そのあとはホップを投入する工程へ。これは雑菌を抑えたり、泡立ちをよくしたり、ビールらしい香りや苦みを付けたりする大切な素材です。産地や種別によって様々なホップがあり、まずはその違いをかぎわけて体感。
そのあと実際にホップを手に取り、濾し終わった麦汁に入れて午前の部は終了。ホップの添加は続きますが、そこはキリンの講師にお任せし、参加者はランチへ。
ランチも体験教室のプランに含まれています。これを敷地内のレストランで食べ、そのあとはミニシアターへ移動。キリンビールの歴史のVTR視聴からはじまる工場見学へ。
体験教室終了後もお楽しみは盛りだくさん!
工場見学のあとは、午前の部屋に戻ってビールづくりの最終工程へ。ホップを入れることで、味にどんな変化が出たのかを確かめるために再度味見。そして糖度も測りました。その次は麦汁を勢いよく回して撹拌し、ホップなどを沈殿させてクリアにします。
そして作業としては最後の工程へ。ホップで風味付けされた麦汁を保存容器に移し、ビール酵母を注入。これによって発酵が進み、アルコールが生成されるとともに炭酸が発生して完全版のビールとなるのです。
体験教室終了後は、最初に集まったホールに集合。ここでお疲れ様会を兼ねた乾杯と、受講した認定証の授与式や記念撮影を行い、解散となりました。横浜工場がある敷地内にはクラフトビアレストラン「SPRING VALLEY BREWERY YOKOHAMA」や、ジンギスカンやバーベキューが楽しめる「レストランビアポート」があります。もっと飲みたい方はここでくつろぐといいでしょう。
やがて体験教室から約6週間後。初夏を迎えたちょうどいい時季に、待望のビールが届きました! 冷やして飲んでみると、缶で売られているビールとは違う、パワフルな風味を感じました。やや粗削りなニュアンスもありながら、これが手作りならではの味ということでしょうか。とにもかくにも大満足!
ビールづくり体験は、申し込み方法が2パターンあり。横浜工場のホームぺージからか、キリンのECサイト「DRINX」からとなります。前者は1組4~6名の抽選式で3万円となり、約2~3か月前から応募開始。後者は2名1組で申込む形となり、先着順で1万円。なお今回はラガー(下面発酵)ビールをつくる会でしたが、月1~2回はエール(上面発酵)ビールをつくる会も開催されています。よりレアで人気も高いですが、気になる方はぜひチェックを!
【PLACE DATA】
キリンビール 横浜工場
住所:神奈川県横浜市鶴見区生麦1-17-1
アクセス:京浜急行線「生麦駅」より徒歩約10分