グルメ
2018/6/10 10:50

コーヒー好きの皆さん、「カウコーヒー」をご存知? 通なら知っておきたいハワイの「旨コーヒー」5選

2018年の4月下旬から5月上旬まで、ハワイ島南部にあるカウ地区で「カウコーヒー・フェスティバル」が開催されました。ハワイのコーヒーというとコナコーヒーがよく知られていますが、実はこの「カウコーヒー」こそ、希少だけれど美味しいと注目度が高まっているコーヒーなんです。本稿では、知る人ぞ知る、ハワイのバラエティ豊かなコーヒーについてご紹介しましょう。

 

1:ハワイコーヒーの王道「コナコーヒー」

ハワイ島西海岸のコナコーストで栽培されるコーヒー豆から作られています。火山があるハワイ島の土壌や日射時間、雨量など、コーヒー豆を育てるのに適した環境が整っているため、「コナコーヒー」は世界最高のコーヒーと評価されています。「ドトール」や「UCC上島珈琲」といった、日本でもおなじみのコーヒーブランドがコナに農園を持っていることからも、ここがコーヒーの産地として優れていることが分かりますよね。苦味が少なく、程よく酸味と甘い香りがするスッキリとした味わいが特徴。

 

2:いま一番注目されている「カウコーヒー」

ハワイ島のコナ地区よりも南のカウ地区で作られているのがカウコーヒー。世界的に名が知られているコナコーヒーは生産量が限られていますが、カウコーヒーはコナコーヒーよりもさらに生産量が少ないので、とても希少。しかし、ほんのり甘味があって美味しいと評判を呼び、ハワイではいま最も注目されているコーヒーと言えるかもしれません。最近は、ワイキキのカフェやお土産ショップでカウコーヒーを飲んだり購入したりすることができるようになってきました。

 

3:オアフ島北部の「ワイアルアコーヒー」

↑ワイアルアの景色

オアフ島北部、ワイキキから車で1時間ほど離れたワイアルアと呼ばれる地域でもコーヒー豆が栽培されています。ワイアルアコーヒーの試飲が無料でできる「ワイアルアコーヒーファクトリー」は、日本のバラエティ番組のロケ場所にもなり、観光客にも人気。気になる味わいは、酸味が少なめでスッキリしています。

4:ハワイの秘島で作られる「モロカイコーヒー」

ハワイ諸島にあるモロカイ島は、信号機がひとつもない、手つかずの自然にあふれる島。そんなモロカイ島にはコーヒー農園があり、島特有の赤土でコーヒー豆が栽培されています。苦味がありながらまろやかでとても優しい味がするのが特徴。

 

5:コーヒー好きをうならせる「マウイコーヒー」

↑マウイ島のコーヒー農園

マウイ島の人気観光地ラハイナの近くでコーヒー豆農園を持つ「マウイ グロウン コーヒー」では、マウイモカ、マウイエステートブレンド、ラハイナビーチブレンドなど、100%マウイ産のバラエティ豊かなコーヒーを製造、販売しています。マウイ島産コーヒーにはJALも着目。マウイ島産コーヒーとグアテマラ産コーヒーをブレンドしたコーヒーをハワイ線で提供しています。

ワインの味わいはブドウが育った土壌や気候によって微妙に変わるように、コーヒーについてもコーヒー豆が育てられた環境がその味を左右します。同じハワイでありながら、さまざまな地域で異なるコーヒーが作られているので、ぜひその味の違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。