グルメ
2018/8/5 11:00

次世代スーパーフード「モリンガ」。“奇跡”と呼ばれる商品の味や可能性を取り寄せて徹底チェック!

キヌア、チアシード、カカオニブ--これらを聞いたことがある人、食べたことがある人は少なくないでしょう。そう、スーパーフードです。健康ブームの影響で市民権を得たカテゴリですが、最近注目されはじめたのが「モリンガ」。とにかく様々な栄養価が半端なく高く、「奇跡の木」「緑のダイヤモンド」などと言われているそうです。そこで今回はその実力をお伝えするとともに、発売されている商品を取り寄せて試してみました!

 

 

90種以上の栄養素があって成分のパワーもケタ外れ

まずは「モリンガ」のより詳しい解説から。これはインドを原産とするワサビノキ科の植物。全9種類の必須アミノ酸に、GABA、ポリフェノール、食物繊維など90種類以上の豊富な栄養素を含み、年に3メートルも成長する驚異の生命力を持つ木なのです。

↑「モリンガ」の木

 

歴史は古く、たとえばインド発祥の伝統医学「アーユルヴェーダ」で“300の病気を予防する植物”として重用されたり、古代ギリシャやローマ、エジプトでは食用や美容に使われたりしてきたそう。一方で、その栄養価の高さと成長の速さから、今後は栄養失調率の高い国での活用も期待されています。

↑モリンガパウダーを取り扱う「ネオベジ」の資料より。ほかにも鉄分はプルーンの112倍、GABAは発芽玄米の20倍など、ケタ外れのパワーです

 

ということで、今回は発売されている2つの商品を取り寄せてみました。まずは有機モリンガをはじめとした、良質な原材料の卸販売をしている「ネオベジ」のモリンガパウダーから。個人でも、オンラインショップから購入することができます。

↑「USDAオーガニック ネオベジモリンガパウダー100g」。1袋1880円+送料600円で、3袋からは送料無料

 

↑まずはシンプルに、水に溶かして青汁的に飲んでみました

 

開封してそのままかいでみると、緑茶のような青みがかった香ばしさがあります。そして水に溶かして飲んでみると、味も緑茶に近いニュアンス。すっきりした苦みがあり、もっと濃くするとより苦みを強く感じられそうです。

↑次はヨーグルトにかけてチャレンジ

 

ということで、パッケージに載っていたオススメの活用法から、最も手軽そうだったヨーグルトと混ぜる食べ方にチャレンジ。こちらのほうが水よりも溶けやすい気がしました。

↑パウダーをヨーグルトに溶かし切ると、このような感じ

 

ヨーグルトは甘みのないプレーンを使用。味は、ヨーグルトの自然な酸味と相まって、モリンガ自体の主張はそれほど感じられません。スムースで食べやすく、水で溶かすよりもこちらのほうが違和感なく味わえそうです。料理好きの人は、パンやお菓子作りに活用するのもいいでしょう。

 

 

緑茶のような青々しい香ばしさと爽やかな苦みが特徴

次は、6月18日から「日清食品グループ オンラインストア」で新発売されている「奇跡のモリンガ青汁」。こちらは有機JAS認定農場で栽培されたモリンガ青葉を100%使用し、さらに植物由来のリフレクト乳酸菌を1包あたり200億個、オリゴ糖、食物繊維を配合しているとのこと。「ネオベジ」の商品はインド産モリンガの葉を100%使った粉末でしたが、どんな違いがあるのでしょう。

↑「奇跡のモリンガ青汁」105g(3.5g×30包)。4968円+送料270円~

 

↑中身を比べるとけっこう違います

 

「奇跡のモリンガ青汁」には乳酸菌粉末などが含まれているため、やや淡い色合い。そして「ネオベジ」のモリンガパウダーよりも粒が大きい印象です。そのまま味わってみると、こちらも爽やかな苦みがあり、そこにほんのりまろやかな甘みを感じました。

 

そしてアレンジ。こちらはバニラアイスにかけて食べてみました。混ぜずに食べたぶん「モリンガ」の濃い苦みがあって、深みのある抹茶アイスのような味わい。まったく違和感がなくむしろ好アクセントになっていて、非常においしく感じました。毎日アイスを食べるのは糖分的によくないと思いますが、オススメの食べ方のひとつだと思います。

 

↑抹茶トッピングのようなアクセントがプラスされておいしい!

 

今回いろいろと調べていたら、モリンガを使った料理を提供しているお店があるという情報もキャッチ。ということで、そのひとつに行ってみました。訪れたのは「鶏ポタ ラーメン THANK」のお茶の水店。こちらは大門に本店がありますが、訪問当時に提供しているのはお茶の水だけということでこちらへ。

↑「冷製トマトスープとモリンガ麺」1000円。大盛は+100円で可能

 

オーダーしたのは、期間限定で提供されていた「冷製トマトスープとモリンガ麺」。同店の名物は鶏白湯を使ったポタージュのような濃厚スープのラーメンですが、それとは一線を画すあっさり、さっぱりとした冷たいラーメンです。

↑こちらがモリンガ麺。ほどよいつるもち食感で、のどごしも爽快。苦いとか個性的な味とかの違和感はなく、スープとの相性も抜群です

 

トマトの酸味とバジルの上品な香りが効いていて、スープはラーメンというよりも冷製パスタのほうが近いかもしれません。ただ、麺はモリンガを使っていながらもしっかりと中華麺になっていて、ラーメンとしてひとつにまとまっていました。

↑「鶏ポタ ラーメン THANK お茶の水店」

 

 

聞いたところ、お茶の水は8月10日まで、その後8月17日から大門店で「冷製トマトスープとモリンガ麺」を提供するそうです。モリンガの魅力をしっかり味わうなら取り寄せることをオススメしますが、まずは気軽に味わいたいという人は、同店に行ってみるのもいいでしょう!

 

 

【SHOP DATA】

鶏ポタラーメンTHANK お茶の水

住所:東京都千代田区神田錦町1-14-7 紅雪ビル 1F

アクセス:小川町駅B7出口徒歩2分、神保町駅A9出口徒歩6分、御茶ノ水駅聖橋口徒歩8分
営業時間:月~金11:30~15:00/18:00~22:00、土11:30~15:00
定休日:土の夜と日祝