グルメ
2018/9/7 16:30

甘い! とにかく甘い! インドネシアで見つけたドリンクがひたすら甘かったよ、というレポート

旅先のコンビニやスーパーマーケットをのぞいてみると、その土地にしかない珍しい物が並んでますよね? それが海外なら、商品棚から異国情緒を感じることができるでしょう。筆者のお気に入りはソフトドリンクの棚。国内旅行でも各地のコンビニで必ずチェックするようにしています。今回は、インドネシアの首都ジャカルタで、コンビニのドリンク棚をのぞいてきました。タイトルにもあるような展開になったのですが、現地の事情とともにお伝えしていきましょう。

 


インドネシア最大のコンビニチェーン「Indomaret」

 

日本では見たことのない飲み物が並んでいます。

 

コンビニで6種類のドリンクを選んで、試してみました。

今回試した飲み物たち。価格は日本円換算で80円~120円ほどです。

 

【その1】Polaris Coffee Cream

コーヒー味の炭酸ドリンク。昔なめたコーヒーキャンディを彷彿とさせる、どこか懐かしい甘酸っぱさが特徴。フルーティーながらすっきりとした味で、炭酸感はそれほど強くはありませんでした。

 

【その2】fayrouz Fine Soda Pear

洋ナシのソーダ。風味漬けがしっかりしていて、鼻に通る香りが心地よいです。洋ナシというとシロップ漬けを想像したのですが、こちらは生の洋ナシに近い味。しっかりした甘味とさわやかな酸味があり、こちらも炭酸感は弱めです。

 

【その3】Adem Sari 清酷 Sensacools

「ハーバルティー」と書いてありますが、原料を見ると アップルジュースに紅茶、ジャスミン茶、ハチミツレモンフレーバー、ライムなどが配合されており、ジュースと言えそう。甘味も強いですが、レモンフレーバーもライムが効いてるからか、シトラス系のさわやかさを感じます。後味はくどくなく、暑い日には良さそう。

 

【その4】teh kotak Jasmine Tea

今回購入した中では唯一のパック飲料です。厳選された茶葉を使用したジャスミンティー……らしいのですが、とにかく甘い。ジャスミンの風味も日本で飲むものとは違って、大麦のような香ばしさも感じます。「直接抽出製法」と書いてあるので、製法の違いでしょうか……。

 

【その5】ICHI OCHA GREEN TEA

緑茶。「お茶いちばん」という意味でしょうか。インドネシアの現地メーカーがアサヒ飲料のブランドで製造しています。こちらはハチミツ入りの甘いバージョン。日本茶だと思って口をつけると、想像を遥かに超えるハチミツの香りに動揺します。甘い……。なぜかジャスミンのような香りがする。日本茶の風味は、後からくる苦味に少し残っているくらい。後味も甘い……。

 

【その6】MOGU MOGU

日本語で「もぐもぐ」と書かれたパッケージがかわいいナタデココドリンク。キャップに描かれているキャラクターもキュートですね。ドリンクはココナッツ風味で、ひたすら甘い。穀物のような香ばしい風味がある反面、後味はすっきりとしています。ナタデココが25%配合で、なかなかの食べごたえがありました。

 

インドネシアのドリンクはどれも甘い!

今回試したコンビニドリンクは、どれを飲んでも最初に感じたのは甘さ。それも日本のペットボトル飲料ではあまり感じたことのないくらい強い甘味がありました。インドネシアでは売っている清涼飲料水はほとんどが甘いもので、糖分不使用のものはあまり出回っていないようです。一年を通して暑い熱帯では甘い飲み物が恋しくなるのでしょうか。ホットコーヒーも現地では砂糖を加えて飲むのが主流で、ブラックで飲むことは少ないのだそう。甘くない飲み物がほしいときは、ミネラルウォーターを買うのが無難でしょう。

 

今回試した中で、特に衝撃を受けたのは、緑茶「ICHI OCHA」でした。ハチミツ入りとはいえ、ほぼ“ハチミツ水”のような甘さ。さすがにこれが一番甘いとは予想もしていませんでした。

 


ちなみに上の写真は、インドネシア駐在の日本人御用達のスーパー「PAPAYA(パパイヤ)」。甘くない緑茶を手に入れたかったら、現地にある日本食スーパーに行くのがよさそう。インドネシアに展開する「PAPAYA」には、日本の食材、調味料が多く並んでいます。ここで見つけたのがオリジナルブランドの緑茶「茶王」。現地生産で甘くない緑茶だそうです。さっそく試してみたところ……あれ、甘い……

 


パパイヤのオリジナルブランド「茶王」。確かに砂糖は使われていませんが、茶葉と抽出方法で甘みを出しているようです。日本のコンビニで買える甘めの緑茶といえばコカ・コーラの「綾鷹」ですが、茶王はそれをさらに甘くしたような味わい。現地の味覚に沿って作られているのを感じました。