標高200mのグレードアップが“コーヒーの危機”を救う?
コーヒーを味を「標高」で表現するのを疑問に思われる方も多いでしょう。一般的にコーヒーは、寒暖差のある高地で育てた方が美味しくなると言われています。つまりコーヒーの実を氷温熟成させたことで、「標高200m相当の」品質向上が見られたということだそう。
実は、コーヒーは今、“2050年問題”という問題を抱えています。温暖化や気候変動でコーヒーの収穫量が減少し、美味しいコーヒーが飲めなくなるという危機が迫っているのです。
キーコーヒーは、今回の技術「KEY Post-Harvest Processing」のような加工技術の改良による風味向上も、2050年問題の解決策の1つになると見込んでいるそうです。
——————————–
※「2050年問題」についてもっと知りたい方はこちら
——————————–
トアルコ トラジャは、キーコーヒーが40年前にトラジャ地方の農園を開拓したのが始まり。以来、現地の生産者と協力しながら、生産を続けてきたといいます。産地で大規模なコーヒー農園を運営していたからこそ、果肉はすぐ捨てるという「コーヒーの常識」を打ち破ることができたというわけです。
そんなコーヒーの常識を打ち破った「KEY Post-Harvest Processing」は、100セットという限定販売。今後は加工設備を順次拡大して、品質を保ちながら増産を目指していくそうです。
なお、9月末の2つのイベントで「トアルコ トラジャ KEY Post-Harvest Processing」の試飲会が実施されます。9月26日~28日には東京ビッグサイトで開催される展示会「SCAJ 2018」に出展。9月29日~29日には国連大学で開催されるイベント「東京コーヒーフェスティバル」に登場します。貴重なコーヒーをいち早く楽しみたい方は、イベント情報をチェックしてみましょう。