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2018/11/19 21:00

世界のカクテル人気が止まらない!大定番「カンパリ」の魅力を再発見

カンパリの魅力が引き立つ、プロ渾身のカクテル

カクテルコンペの応募者50人のなかからファイナリストに残ったのは、全部で7人。それぞれが会場にてカクテル作りを実演して、ふるまってくれました。どのカクテルもカンパリを使っているはずなのに、どれも独創的で個性豊か。そのなかでも、筆者が気になったものをご紹介します。

↑松沢 健さん(BAR BenFiddich)

 

↑松沢さん作のカクテル「CAMPAI」。凝縮感のあるゴージャスな味わいが印象的でした。上にかかっているのは、なんと抹茶粉末

 

↑眞野貴代さん(Mixology Tokyo)

 

↑眞野さん作「Oriental flavor」は、東洋の神秘を彷彿とさせる妖艶さのなかに、和のニュアンスが顔を出す不思議なフレーバー。ほうじ茶ラム、ごま油、卵白などを使った斬新な1杯で、グリルしたゆずのピールがアクセントに

 

↑佐藤壮太さん(The Peninsula Tokyo PETER BAR)

 

↑佐藤さん作「Amicizia」。カンパリに桂花陳酒、コーヒーなどを合わせた、見た目も美しい1杯。中国酒的な表現の奥で、コーヒーのロースト香が世界を広げる優雅な味わいでした

 

名だたるバーテンダーが集まった今回のコンペを勝ち抜き、初代日本チャンピオンに輝いたのはこちらの方。

↑小川尚人さん(Bar Elixir de Longue Vie)

 

 

↑小川さん作「Luna Rosso」。リキュール、シロップに生クリームをミックスした、デザートカクテルで、爽やかな甘酸っぱさとエアリーな口どけが絶品でした

 

「自分がこのような賞をいただけると思っていなかったので、驚いて言葉が出てきません。幼いころに祖母から聞いた『赤い月』の話を思い出し、カンパリの赤とかけてカクテル名を『Luna Rossa(赤い月)』としました。食後に大切な人とゆっくり飲んでいただきたいアフターディナーカクテルです。1月のアジアファイナルに向けて、またしっかりと準備をして頑張りたいです!」(小川さん)

 

優勝した小川さんは、2019年1月にミラノで開催予定のアジア大会に出場。そこでの活躍に期待ですね!

 

柑橘によるしっかりした酸味と、ビターなキレや深みとのバランスが秀逸。ソーダで割るだけでも簡単にカクテルができるし、ほかの素材との相性も抜群。しかも、ストレートで飲んでもおいしい。そんな懐の深さがカンパリのいいところ。皆さんもお好きな飲み方で、カンパリをお楽しみください!

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