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2018/12/10 17:30

コーヒーの奥深さを本格体験できるセミナーがあった! 「キーコーヒー」が開催、愛好家垂涎の詳細をレポート

コーヒーをもっと深く楽しみたい、という“コーヒー趣味”な人にピッタリな講座があります。コーヒーの老舗、キーコーヒーが東京・新橋で開催している「コーヒーセミナー」です。前回はコーヒーブランド「illy」とキーコーヒーのコラボ講座「UNIVERSITÀ del CAFFÈ(イリーコーヒー大学)」を紹介しましたが、今回はキーコーヒーが開催しているセミナーをレポートします。

 

上級者向けの「スキルアップクラス」を解説

キーコーヒーではこれまで、コーヒーの抽出や焙煎の方法などを、一般向けとプロ向けでそれぞれセミナー形式で展開してきました。

↑プロの技を学べる「スキルアップクラス」。講師の藤田靖弘さん

 

一般向けには「カルチャークラス」として、コーヒーをおいしくドリップする方法などを体験できる講座を用意。プロ向けには「カレッジクラス」として、コーヒーの抽出理論、焙煎方法を伝授するコースや、栽培からカッピングまでを体系的に学べるコースなどが用意されています。

 

新設された「スキルアップクラス」は、カルチャークラスの“一歩上”を目指す人のための講座。コーヒーを深く楽しみたい人のために、基礎知識から、焙煎、抽出まで、プロの知識を学べる内容です。今回は、コーヒーの焙煎(ばいせん)とカッピング講座を体験しました。

 

コーヒーの「焙煎」とは、コーヒー豆を生豆をローストマシンにかけて、煎り豆にする工程のこと。キーコーヒー本社前にある焙煎スポット「錠前屋珈琲」で焙煎の基礎を学びます。

 

↑ローストマイスターの林 稔さん。焙煎のプロの技を間近で学べます

 

「スキルアップクラス」の焙煎講座は、少人数で1台の焙煎機を囲み、ローストマイスターの指導のもと、コーヒーを焙煎します。コーヒーの焙煎にかかる時間は浅煎りの場合、約10分間ほど。焙煎している豆をときおり取り出して、その状態を見ながら、煎り時間や温度を調整します。

 

↑焙煎機は煎られている豆の一部を取り出して観察できるようになっています

 

コーヒーをおいしく煎るためには、コーヒー豆の見た目や香りを頼りにするのはもちろんのこと、コーヒーが煎られてはぜる音も手がかりになるのだそう。プロはその日の温度や湿気によっても、煎り加減を調整するといいます。煎りあがったコーヒーの味を見るだけではとどまらず、まさに五感を総動員する作業なのです。

 

↑焙煎後は15分かけて冷却。豆の粗熱を丁寧に取ります

 

なお、「錠前屋珈琲」のロースターは予約制で時間貸しも行っています。コーヒーの焙煎だけを体験したい人には、こちらもおすすめです。

 

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