グルメ
立ち食いそば
2016/6/1 11:00

【昼はそば】元老舗そば屋総料理長のワザが光る! 絶品の「包丁切りそば」を味わうなら大塚「みとう庵」

立ち食いそば店の食べ歩きが趣味で、立ち食いそばムックも執筆したことがあるライター、平島憲一郎さんが気になるお店をレポートするコーナー。今回は、東京・大塚の「みとう庵」を紹介します。平成18年開業の同店は、「包丁切り」のそばがウリの本格派。経営母体は霞ヶ関の人気店「日豊庵」などを手掛ける野川麺業で、上質なそばを低価格で提供しているお店です。

 

本格派の包丁切りそばが立ち食い価格で味わえる

↑L字型のカウンターは全9席。清潔感あふれる店内はむしろ高級そば店の面持ちだ
↑L字型のカウンターは全9席。清潔感あふれる店内はむしろ高級そば店の面持ちだ

 

そばは北海道産の厳選されたそば粉を使った二八そば。親会社で幅広の生地(麺帯)に製麺して冷凍し、店で自然解凍して包丁切りすることで、そば粉の香りを損なわずに提供できる。細身の麺は包丁切りらしく角がしっかり立っており、食べた瞬間にふくよかな香りと甘みが口の中に広がっていく。コシものどごしも文句なしだ。

↑店長は毎日朝と午後に、その日使う分のそばを包丁切りしている。細く長い麺にするためには、包丁切りの熟練した技が必要だ
↑店長は毎日朝と午後に、その日使う分のそばを包丁切りしている。細く長い麺にするためには、包丁切りの熟練した技が必要だ

 

だしは枕崎産のかつお節に宗田節、さば節を使用。引き締まったかえしと合わせ、高級店並みのつゆに仕上げた。また、揚げものも秀逸で、大きなえび入りのかき揚げは、揚げ油にごま油を使い、サクサクと香ばしく揚げている。えび天やちくわ天、野菜天も人気だ。

↑かきあげ天せいろ(550円)。えびに玉ねぎ、にんじん、ごぼうなどが入ったかき揚げは、絶妙の火の通し方で、野菜の甘みを引き出している
↑かきあげ天せいろ(550円)。えびに玉ねぎ、にんじん、ごぼうなどが入ったかき揚げは、絶妙の火の通し方で、野菜の甘みを引き出している

 

「きざみ鴨せいろ」は同店屈指の人気メニュー。鴨肉を湯引きして臭みを抑え、粗みじんにしてたっぷりのねぎを加えてつけ汁を作る。そばとともに鴨のうまみが口の中に広がり、一度ならず二度三度と食べたくなる。

↑きざみ鴨せいろ(550円)。つけ汁は鴨の脂が実に濃厚。そばに少しつけるだけで、そばの風味と鴨のうまみが同時に味わえる
↑きざみ鴨せいろ(550円)。つけ汁は鴨の脂が実に濃厚。そばに少しつけるだけで、そばの風味と鴨のうまみが同時に味わえる

 

ちなみに「みとう庵」の店長は、一流老舗そば店の総料理長を務めたベテラン。卓越した技術が支える上質なそばを、ぜひじっくり味わってほしい。

↑店の外に券売機があって、客はここで食券を買う。特に昼の混雑時は、券売機前で悩まないよう、前もって頼むメニューを決めておくのが得策だ
↑店の外に券売機があって、客はここで食券を買う。特に昼の混雑時は、券売機前で悩まないよう、前もって頼むメニューを決めておくのが得策だ
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