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2019/3/10 19:00

身近すぎて気が付かなかった? 空前のグミブームの理由と豆知識を専門家が解説

グミがキている! 調査によると、2017年は全年比で15.2%増の433億円に市場が拡大。そして2022年には、同40.7%増の529億円まで伸長すると予想されています。その背景にはなにが? どんな味が注目なのか? 日本グミ協会会長の武者慶佑さんに伺いました。また、意外と知らないグミ基礎知識も要チェックです!

【解説してくれる人】

日本グミ協会会長 武者慶佑さん

グミは365日食べています。9月3日「グミの日」にイベントを開催するほか、メディア露出やSNSでの発信などを通して活動中。

 

グミがヒットしたカギは女性とコンビニとSNS

子ども向けに誕生・発展してきたグミが、日本では独自の進化を遂げていると武者さんは語ります。

 

「ガムや飴より小腹を満たせるイメージがあるのに加え、果汁100%や栄養機能食品に含まれる商品があるなど、スナック菓子よりも罪悪感なく食べられるという点で、女性を中心に大人にも人気です。コンビニにも専用売り場があるので入手しやすく、チャック付きの小袋入りで、少しずつつまめる点も支持される理由ですね。グミは色や形、弾力などの自由度が高く、メーカーも開発しやすい商品。この自由度が多様化をもたらしていると思います」

 

一方で、SNSでの盛り上がりも見逃せないという。

 

「カラフルなグミは写真映えしやすく、コミュニケーションツールにも最適。いまは中身もパッケージも、よりフォトジェニックに進化しています。また、サイダーに漬けてゼリーのような食感にしたり、一度溶かして再構築したりする動画もバズっています」

 

では、グミ自体のトレンドは?

 

「各地のブランド果物を使ったり、これまで難しかった梨やバナナの味を再現したり、お土産に特化したりと面白い新作が登場しています」(武者さん)

日本グミ協会会長が教える!身近なのに以外と知らないグミ基礎知識

1.世界最古のグミって?

「1920年にドイツで、子どもの噛む力を向上させるために誕生したHARIBO社の『ゴールドベア』が世界最古です。日本では1980年に明治製菓(現:明治)が発売した『コーラアップ』が元祖。ともに現存する超ロングセラーです」(武者さん)

2.グミって何からできてるの?

「商品によって異なりますが、砂糖、水あめ、植物油脂、でん粉、香料など。特に重要なのが凝固剤として使用するゼラチンで、このゼラチンにコラーゲンが含まれています。ゼラチンの代わりにペクチンを使うグミも存在します」(武者さん)

3.ゼリーとグミの違いは?

「成分としては似ており、液体を固める点も一緒。でも固め方が異なり、多くのゼリーは冷やして固めますが、グミは乾燥させる。この工程が重要で、企業秘密になっているため、工場見学に行ってもどこもここだけは見せてもらえません」(武者さん)

 

4.グミの日って?

「UHA味覚糖が2007年に制定した、9月3日の記念日。2013年に僕が日本グミ協会を立ち上げてからは、より積極的に盛り上げています。昨年は『原宿グミパ』という前夜祭や、SNS投稿によるキャンペーンなどを実施しました」(武者さん)

 

文/中山秀明 撮影/高原マサキ(Tk.c)、我妻慶一

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