グルメ
立ち食いそば
2016/7/4 6:30

【昼は立ち食いそば】アツアツな甘辛つゆでかき揚げを崩して食べる“中延スタイル”を提唱する「大和家」

今回は、東京・中延の「大和屋」を紹介します。同店は、ゆで麺・甘辛つゆの正統派立ち食いそばを出す店。朝6時15分に店が開くと、10人で満席のカウンターは早起きの職人さんですぐにいっぱいに。その後もビジネスマンをはじめとした、幅広い層のお客さんで店内はいつも賑わっています。

 

熱々の甘辛つゆがうまい中延住民のソウルフード

↑大和屋は、駅の改札を出たらすぐそこ。白地に赤で「天ぷら」と書かれたシンプルな看板が“うまそうなオーラ”を放っている
↑大和屋は、駅の改札を出たらすぐそこ。白地に赤で「天ぷら」と書かれたシンプルな看板が“うまそうなオーラ”を放っている

 

本店の魅力は、第一につゆにある。丼が持てないほど熱々のつゆをゴクリと飲むと、そのうまみに笑みがこぼれる。だしは濃厚なコクを出すために、さば節のみを使用。カエシにはだししょうゆを使うが、これは静岡県掛川あたりの味なのだとか。

↑げそかきそば(400円)。ぶつ切りのいかげそと玉ねぎのかき揚げがのった一品。げその食感とうまみで一気に完食できる
↑げそかきそば(400円)。ぶつ切りのいかげそと玉ねぎのかき揚げがのった一品。げその食感とうまみで一気に完食できる

 

そして、そのつゆに浸っているのがふわふわのゆで麺だ。やや細めで独特のもっさり感があり、甘辛のつゆとよく絡む。天ぷらは16種類あり、ショーケースにずらりと並ぶ様は壮観。定番のかき揚げのほか、五目天やげそ天が特に人気だ。

↑五目天そば(430円)。玉ねぎ、かぼちゃ、いかげそなど7つの具材入りかき揚げをトッピング。つゆを吸って崩れる衣がうまい!
↑五目天そば(430円)。玉ねぎ、かぼちゃ、いかげそなど7つの具材入りかき揚げをトッピング。つゆを吸って崩れる衣がうまい!

 

同店はここでオープンして16年。店主はもともと浜松町で別の立ち食いそば店をやっていたが、バブル期の地上げに遭い閉店。中延で新規巻き返しを図った。幸運なことに、この場所は大和屋以前もその前も立ち食いそば店で、最初から〝常連〟がいた。

↑天ぷらの揚げには2槽式のフライヤーを使用。まず温度高めの油で衣と種をパッと散らし、その後低温側に移して中までじっくり火を通す
↑天ぷらの揚げには2槽式のフライヤーを使用。まず温度高めの油で衣と種をパッと散らし、その後低温側に移して中までじっくり火を通す

 

店主は、大和屋以前に中延駅前にあった店のつゆの味をあえて再現。ゆえに、数十年ぶりにこの地を訪れた人が「ここの味はいつも変わらないね」と喜んだという。大和屋は、中延定番の味を大切に守り続けているのだ。

↑カウンター前のガラスケースには16種類の天ぷらがズラリ。客は好みの天ぷらをここからオーダーし、熱々のそばにトッピングする
↑カウンター前のガラスケースには16種類の天ぷらがズラリ。客は好みの天ぷらをここからオーダーし、熱々のそばにトッピングする
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