グルメ
2016/7/2 12:15

極限まで研ぎ澄まされた「ザ・ハンバーガー」をむさぼれる三田「MUNCH’S BURGER SHACK」【週末はハンバーガー】

ハンバーガーストリート・松原好秀の「週末はハンバーガー」 「MUNCH’S BURGER SHACK」(東京・三田)

 

都内を代表するハンバーガー専門店のひとつ、「マンチズバーガーシャック」。そのスタートがキッチンカーによる移動販売だったことを知る人はいまでは少ないかも知れない。

 

移動販売の超人気店

営業開始は2006年。当時ハンバーガーの屋台は珍しかった。平日は昼どきの都内オフィス街、週末はJリーグ公式戦開催のスタジアムなど、日々場所を変えながら営業。どんなに列ができようと注文を受けてから必ず「3分以内」にハンバーガーを手渡す、その技術・スピードは神業としかいいようがないものだった。そのバーガーのクオリティは極限近く研ぎ澄まされ、一切の無駄がない。並み居る強豪屋台を押し退けてぶっちぎりの人気店に登りつめるまで、そう時間はかからなかった。

 

念願かなって東京・三田に固定店を構え、のち町内で移転、ガラス張りのブッチャールームと肉専用のウォークイン冷蔵庫を擁する一大基地を築き上げたのは2013年。「肉」に懸ける店主・柳沢さん渾身の肉がおいしいクラフトビールとともに味わえる。

↑「バーベキューベーコンチーズ」(1650円)に140グラムパティ(480円)のトッピングで、ダブルパティ280グラムのド迫力!

 

固定店になっても、ブロック肉を包丁で刻み、チョップしてパティにする製法は変わらない。肉はUS産ブラックアンガスビーフで、重さは140グラム。シャリシャリになるまでクラスト(表皮)を焼き込んだ黒ゴマバンズは新宿「峰屋」の特注品。マヨネーズにレリッシュ、ハニーマスタードもよく利いたにぎやかな味付けで、一種「格闘」的要素すら感じる迫力のボリュームと食べ口。肉こそ命! 肉を食べるためにある店の、肉を食べさせるためのバーガーだ。

↑移動販売時代のマンチズバーガー。都内オフィス街の「屋台村」などで活躍。その神がかり的なスピードとクオリティで屋台村きっての人気店に
↑移動販売時代のマンチズバーガー。都内オフィス街の「屋台村」などで活躍。その神がかり的なスピードとクオリティで屋台村きっての人気店に
↑「自家製フライドチキン」(2p~ 580円)はマリネしたモモ肉1本を「秘伝」のオリジナルスパイスで衣付け

 

― shop data ―

所在地:東京都港区芝2-26-1 iSmartビル1・2F

アクセス:都営三田線 三田駅歩5分

オープン:2013年5月1日(移転再オープン)

営業時間:火~金 11:00~15:00LO 17:30~21:00LO、土曜日 11:00~21:00LO、日・祝 11:00~16:00LO

定休日: 月曜日(要確認)