飲みやすさのGOLD STAR。飲みごたえの麦とホップ
「サッポロ GOLD STAR」と比べたのは、もちろん「サッポロ 麦とホップ」。さらに、いまの時季は限定で「サッポロ 麦とホップ 冬小麦」が発売されており、缶のカラーリングが「サッポロ GOLD STAR」に似ているということで3商品の比較を行いました。
まずは再度、「サッポロ GOLD STAR」から。グラスに注ぐと香りがいっそう豊かに広がり、リッチなおいしさを感じます。そしてやっぱり、印象的なのはうまみと苦味とシャープさなど各構成要素のバランスのよさ。うまみのなかには甘味に似たニュアンスも感じました。
次は「サッポロ 麦とホップ」。発売から10年以上経ったロングセラーですが、リニューアルを重ねて今夏は大幅に進化。それもあってか、リニューアル発売から約3か月後の12月2日の出荷で1億本の売上を突破したそうです。
こうやって飲み比べてみると、「サッポロ 麦とホップ」のほうが「サッポロ GOLD STAR」よりも麦のうまみが前面に出ていると感じました。そのぶんシャープさは「サッポロ GOLD STAR」のほうがややリード。
「サッポロ 麦とホップ」もバランスはいいのですが、よりどっしりとしていてキレもしっかりというのが「サッポロ 麦とホップ」の印象です。アルコール度数は同じながら、飲みごたえは「サッポロ 麦とホップ」、スイスイと飲み続けたくなるのは「サッポロ GOLD STAR」といえるかもしれません。
「サッポロ 麦とホップ 冬小麦」の特徴は、フランス産の冬小麦麦芽とチェコ・ザーツ産のファインアロマホップを一部に使っていること。なめらかな口当たりと、上品な香りが創出されています。また、アルコール度数はやや高めの6%。
第一印象は「サッポロ GOLD STAR」とも「サッポロ 麦とホップ」とも違う、まろやかな味わい。サッポロビールの小麦系新ジャンルいえば「ホワイトベルグ」なのですが、ホワイト~の酸味を感じるフルーティさよりも、小麦系ビールの「ヱビス 華みやび」のやわらかくシルキーな方向性が近いと感じました。フルーティさは控えめながら、麦とホップの豊かなボディ感に、小麦由来のきめこまやかなタッチが加わったテイストといえそうです。
なお「サッポロ 麦とホップ」は、6缶パックの包装内面に出た「当たり」を必要事項とともに記入し郵送すると、カルビー「堅あげポテト」を詰め合わせた「匠の乾杯セット」がもらえるキャンペーンを実施中。
今回試したのは、麦とホップに合う味に仕上げたという「堅あげポテト 匠の香ばしにんにく味」でしたが、確かにマッチ! パンチ力の強いにんにくフレーバーを、うまみと苦味の両立した「サッポロ 麦とホップ」が負けずに受け止め調和します。同ブランドが好きな人はぜひ応募を。
サッポロビールの髙島社長は、「サッポロ 麦とホップ」もさらなるおいしさを目指してチャレンジを続けると言っていましたが、まずは2月に新発売する「サッポロ GOLD STAR」を要チェック。また、2020年1月28日には期間限定で「サッポロ 麦とホップ シングルモルト」が登場します。本稿を参考に、飲み比べもおすすめですよ。