季節に合わせて「変える」ではなく「ととのえる」
四季に合わせた味作りのことについても聞いてみました。すると、「味を変える」という考え方とは少し違うとの答えが。いったいどういうことでしょう?
「春夏秋冬で明確に味の違いを出す、というよりは、お客様の味覚の感じ方についていくという考え方です。たとえば、秋になると夏に比べて味が濃い料理を食べたくなりますよね。積極的に変えるというより、微妙に調整をする『ととのえる』という合わせ方です。明確には気づかれないくらいのわずかな変化かもしれませんが、春は軽やかに、夏は爽やかに、といった余韻を感じていただけるように仕上げました」(齋藤さん)
ということで、改めて春以外の「金麦」も飲み比べてみました。確かに、この違いは意識して飲んでみてかすかに感じるレベル。それぞれが打ち出している特徴を、発売予定時期とともにまとめてみました。
なお、発表会では定番の「金麦」で飲み比べましたが、四季の提案は「金麦〈ゴールド・ラガー〉」と「金麦〈糖質75%オフ〉」でも同様に実施されます。
また、切り替え時期に欠品するようなことがないよう、季節を冠していない「金麦」もあるとのこと。そのタイミングでお店の棚をチェックしていけば、読者のみなさんも飲み比べができるはず。まずは春の金麦で、軽やかなおいしさを体験してみてください。
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