おせち料理の黒豆や甘納豆など、甘い大豆は数あれど、納豆をトッピングしたチョコレートは珍しいですよね。今回紹介するのは、そんな意外性にあふれるスイーツ「納豆ショコラZERO」。現在、アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」で展開されており、商品は5月末までに届くという内容ですが、ひと足早く体験。味や違いをレポートしていきます。
世界的に有名なショコラティエとコラボ
「納豆ショコラZERO」を展開しているのは、「本当に、からだにいいものを。」をコンセプトに、原料にこだわって商品を企画開発している福岡発のベンチャー「そのもの株式会社」(sonomono®)。今回の開発に当たっては、同県の名店「チョコレートショップ」とコラボレーションしているのが大きなポイントです。
「チョコレートショップ」が創業以来貫いているモットーは、食の安全を追求するとともに、素材の良さを最大限に生かすこと。この“素材第一”という理念が「sonomono®︎」と共鳴し、「納豆ショコラZERO」が生まれました。
この“ZERO”というのは砂糖不使用で仕上げている点に由来するのですが、そもそも「Zero チョコレート」という商品が「チョコレートショップ」の名物のひとつ。世界的なチョコレートの祭典である「サロン・デュ・ショコラ」で高く評価された近年の意欲作です。
ヘルシーなこのチョコレートに使われている納豆は、「sonomono®︎」こだわりのフリーズドライタイプ。昔ながらの農法で育った佐賀県産の大豆を、鹿児島の老舗納豆屋さんで納豆にした後、フリーズドライ加工したものです。
そんなこだわりの大豆でつくった納豆をシンプルにフリーズドライ加工することで、カリッとした噛み心地をもたらし、スイーツとしては適さない香りをカットしたというこの納豆。チョコレートに加わると味はどうなるのでしょうか。実際に食べてみることに。
納豆はチョコにエアリーな口どけとナッティなコクをプラス
今回のフレーバーは2種類ですが、そこにたどり着くまでにの試作は34種類にもおよんだとか。そして最終的に残ったのが、フランボワーズが鮮やかな「ノワール」と、ナッツをふんだんに使用した「ミルク」。前者から味わってみました。
チョコレートはダーク系のビターテイストななかに、カカオ自体の酸味も。そこに芳醇な納豆の香りとコク、ベリーの甘酸っぱさと香りが爽やかな余韻となり、全体的に大人な味わいとなっています。
ミルクが使われているからか、こちらのほうが甘い印象です。ミルクチョコレートのまろやかなタッチと、ナッツ類のカリッとした食感のメリハリが絶品。口どけとともにミルクの甘やかな香りがフワッと鼻を抜け、続いてナッツと納豆の香ばしさが後を引きます。そして最後の残り香はクリーミー。
納豆の持ち味といえば粘り気や特有の香りですが、そういったものはきわめて控えめ。食感は、ふんわりエアリーなニュアンスを演出している感じで、豆のうまみもチョコレートにナッティなコクをプラスしている気がします。これは、まさに新感覚のおいしさ!
もし飲み物を合わせるなら、「納豆ショコラZERO ミルク(ナッツ)」には甘くないカフェラテやコーヒーを。一方の「納豆ショコラZERO ノワール(フランボワーズ)」にコーヒーを合わせるならブラック。また、こちらにはウイスキーやブランデー、ワインなども合うと思いました。
「Makuake」のプロジェクトは2020年5月8日まで。チョコレートやスイーツ好きの人はもちろん、新感覚のおやつを探している人も、ぜひ試してみてください。
Makuakeプロジェクトページ:https://www.makuake.com/project/sonomono2/
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