カルビーといえばスナック菓子やフルグラで有名ですが、なんとまったく新しいカテゴリーの新商品が8月3日に発売されました。それはなんと、グミ! しかもただのグミではなく、むしろ一般的なグミとは異なるターゲットと味をもつ新たなジャンルです。
上がパッケージ。中身のグミの写真がなく極めてシンプルですが、決して発売前のティザーなどではなく、これが現物です。これは気になる! ということでオンライン説明会に参加。商品の味わいチェックとともにレポートしていきます。
ビジネスパーソンの声から生まれた、食後用のグミ
まずは開発の経緯から。カルビーは2030年に向けた中期経営計画において、新たな食領域での事業創出を掲げており、そのひとつが同社史上初となるグミ商品「ランチグミー」。今回の販売はテストマーケティングの位置付けで、今後の販売実績や消費者の声を受けて、販売規模の拡大などを検討していく方針です。
新たな食領域での事業創出のために結成されたのが、社内チーム「Calbee Future Labo(カルビー フューチャー ラボ)」。新たなコンセプトのヒット商品を生み出すことをミッションとし、「ランチグミー」は同チームが手けがた3作目となります。ちなみに、1作目は地域応援スナック「ふるシャカ」、2作目は食パンなどにのせて焼くおかず「のせるん♪」。
3作目の開発にあたってベースとなったのが、多くのビジネスパーソンから得た声。「昼食後に歯磨きをしていない」「昼食後に時間や習慣がない」といった意見があり、開発に着手。忙しくてランチ後の歯磨きができない人が手軽に食べられること、ガムのようにゴミが出ないこと、噛んだあとの口内に爽快感がしっかり残ることなどを考慮し、出た答えがハードグミだったそうです。
開発にあたっての苦労は、パートナー企業の選定や社内でのルール作りのほか、スナックやシリアルの既存事業とは異なる新しいカテゴリーであったことなど。期間としては約3年の歳月をかけ限定発売が決定しました。
超ハードな硬さと鼻がスースーするレベルのストロングミント
歯磨きの代用となるグミということで、フレーバーは食べた後に強い爽快感を得られるストロングミント味とのこと。筆者は以前、ドイツ産のホップ味のグミを食べたことがあり、なんとなくミントっぽい味だった気がしますが、ミントそのもののグミは食べたことがないので興味深いところです。
ということで、いよいよ試食。開封して袋の中身をかぐと、確かにミントの香りがします! そして食べてみると、非常に個性的なフレーバー。ハードグミということですが、これは非常に硬い部類に入るはず。歯はしっかり入るものの押し返す弾力がハンパなく、噛みちぎるのはなかなか大変だと思います。個人的にグミはハードタイプの方が好きなので、これはナイス。
味はミント系なので、甘さは控えめで酸味はほぼなし。そしてミントならではの“スースー感”は非常にストロングで、鼻の奥までスーッと抜けるほどのパワーがあります。そしてクールな感じの持続性も強靭。確かに、かなりミントの強い歯磨き粉を使って歯を磨いたような後味で、ものすごく爽快です。
なお、サブ的な要素として「麹菌S-03株発酵大豆エキス」と「乳酸菌LP28株」を配合しており、サプリメント的な要素ももっています。腸活などに興味がある人にはうれしいといえるでしょう。
売っているお店は、全国のカルビーアンテナショップ「カルビープラス」や「カルビーキッチン」のほか、東北、甲信越、首都圏エリア、広島県の一部コンビニエンスストアや駅売店などでも販売されます。日常的に食後にミントタブレットやガムを食べている人は、ぜひ「ランチグミ―」も試してみてください。
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