ライトながら麦のうまみやホップの苦味は十分
「じゃあ、味はどうなの?」と思うでしょう。そこでひと足早く飲んでみることに。また、より味の違いをはっきりすべく、本家「キリン一番搾り」と、糖質ゼロの発泡酒「淡麗プラチナダブル」と比べてみました。
個人的に、スペックで意外だと感じたのが「キリン一番搾り 糖質ゼロ」が最もアルコール度数が低く(4%)、カロリーも一番低い(100mlあたり23kcal)ということ。いわば、様々な面でやさしい造りになっているということです。ということで、まずは今回の主役から飲んでみました。
タッチはライトながら、麦の甘やかなうまみをしたたかに感じます。ホップの苦みもしっかりあって、余韻もきれい。糖質ゼロとなると、すっきり爽快な方向性になりますが、違和感を覚える薄さはなくて完成度の高さを感じます。
次は本家「キリン一番搾り」。アルコール度数は5%でエネルギーは100mlあたり40kcalと、ボリューム的にもひとまわり上です。
当然ながら、やっぱりウマい。味の濃さ、麦のうまみ、飲みごたえなどそれぞれのおいしさが高いレベルで調和していて、思わず笑顔になります。
そして最後は「淡麗プラチナダブル」。アルコール度数は5.5%と今回の中で最も強く、エネルギーは100mlあたり31kcal。また、詳細は長くなるので割愛しますが、麦芽比率や原材料の関係で「淡麗」シリーズは新ジャンルではなく発泡酒扱いとなります。
麦芽比率がビールより少ないぶん、うまみが軽やかでおとなしい方向性。確かに麦に由来するコクの物足りなさは否めませんが、ボディの厚みはなかなかのもので、思った以上に飲みごたえがあります。糖質もプリン体もゼロという商品特性からリピート率が高い商品とのことですが、お得かつヘルシーに楽しみたい人には十分アリな一本ではないでしょうか。
3本を飲み比べて「キリン一番搾り 糖質ゼロ」に抱いた感想は、「糖質ゼロもここまで来たか!」という驚き。また、ビールなので当たり前ではあるのですが、自分的にもこんなにウマい糖質ゼロのビール類は初めてだと思いました。10月6日の発売日にはきっと多くの店頭に並ぶはずなので、ぜひお試しを。
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