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2020/10/25 18:00

紹興酒の逆襲が始まった! その起爆剤となる新作「チェンロン」、キーワードは「ワイン的」

味わいもパッケージも斬新な新作が登場

なかには、過去のイメージを払しょくするような新商品も登場しています。それが冒頭でも紹介した、9月23日から発売されている「古越龍山澄龍(チェンロン)」。

 

↑味の特徴は、陳年(紹興酒のなかでも特に長期熟成させたものは「陳年」が付けられます)8年原酒の上澄みのみを使用した贅沢感

 

同商品はパッケージも新鮮。ラベルは英語で表現されていて、紹興酒の英語読み「Shaoxing Rice Wine」と呼ぶにふさわしい、洗練されたデザインとなっています。そして味わいもチェック。紹興酒らしいコク深さはあるものの、渋みや酸味は抑えられていて、軽やかな口当たりと華やかな香りが印象的です。

 

↑オススメの飲み方は、冷やしてワイングラスに注ぐこと。華やかなフレーバーがいっそう豊かに感じられます

 

ペアリングも試してみました。用意したのは、メーカー推奨のフードから3品。まずは定番の「古越龍山金龍」と、いわしの蒲焼き缶詰。

 

↑いわし蒲焼の甘辛いたれと、紹興酒の酸味がマッチ

 

濃いめの味付けや油分が多い料理に合わせると、紹興酒の酸味が口内をリセットする効果も。中華料理は野菜を油通ししたり、様々な香味油を使ったりすることが多いジャンルですが、その面でも紹興酒がよく合うといえるでしょう。

 

「チェンロン」にはチーズとチョコレートをペアリング。これはまさにワインで多用される組み合わせですが、そのハーモニーはいかに。

 

↑チーズの塩味と熟成香が、すっきりした味わいの古越龍山澄龍と絶妙なマリアージュ。チョコレートも、カラメルのニュアンスをもつ紹興酒にはドンピシャです

 

香りが華やかで酸味を抑えた「チェンロン」は、さっぱりとした味付けや、素材のうまみを楽しむ料理と好相性。一方、チーズやチョコレートなどの濃厚な料理にも、特有の甘やかな酸味が絶妙にマッチすることがわかりました。

 

↑今回はやや意外性のあるペアリングでしたが、中華料理に合うことは言わずもがな

 

古くささや飲みにくいといった過去のイメージを一変させてくれること間違いなしの「チェンロン」。家での晩酌でも、中華飲みでも、ぜひ中華料理に紹興酒をチョイスして、よりおいしいペアリングを楽しんでください。

 

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