家飲み需要が拡大した2020年。この流れはしばらく続きそうですが、つまみのレパートリーの少なさに悩んでいる人は少なくないはず。ただ、そんなお酒好きを救うユニークな企画があることをご存知でしょうか。その名も「Z級グルメ」。多彩な洋酒を展開するバカルディジャパンが考案・提唱している、秀逸なズボラつまみのことです。
そこで「Z級グルメ」のより詳しい解説と、ファイナリストに残った料理の数々をレシピや感想とともに改めて紹介したいと思います。
【ギルティすぎる「Z級グルメ」を写真で先見せ(画像をタップす
サッと作れてクセになるほどウマいつまみが「Z級グルメ」
「Z級グルメ」とは、定番ともB級グルメともどこか違う、でもサッと作れてクセになるほどウマいつまみのこと。たとえばコチュジャンとマヨネーズとさきいかを混ぜた「さきいかコチュマヨ」や、大根おろしとめんつゆを混ぜてファミチキにかけた「ファミチキかあさん煮」など。
応募された「Z級グルメ」は写真をもとに、一次審査で厳選。絞り込まれた6品をファイナリストとして、「フォトジェニック」「やみつき具合」「ガサツさ」「ラムとの相性」などの観点でジャッジしました。ということで、それらの料理を筆者の感想とともに紹介しましょう。
その1:とんがりコーン ポテサラ詰め
これは花束のようなビジュアルが映える、パーティシーンにもぴったりな斬新フィンガーフードです。味は、生地のサクサクとポテサラのほくほくクリーミー感が秀逸。ほかの「とんがりコーン」でも試してみたいと思いました。コーン入りのポテサラだとより花束感がアップして、またコーンとコーンの組み合わせでより一体感も向上。個人的にはバカルディのラムコークが最高でしたが、コーンが原材料のバーボンハイボールも合うと思います。
その2:厚揚げ 食べラーポン
カリッとふわっとした厚揚げに、食べるラー油のピリ辛感とチーズのコクがエッジィなアクセント。そしてポン酢がさっぱりと中和。なかなかのギルティな味わいながら、だからこそ爽快なお酒が進みます。特にラムハイボールがマッチすると思いました。
その3:フランスパン チーズ焼き
コツは、カリカリに焼くこと。そうしないとピザトーストとあまり変わりません。なので、食パンではなくフランスパンのほうがベター。ぜひコツをつかんでカリカリに焼いて食べてください。つまみとしての実力が爆アガリになっていて、杯が止まりません。ワインのお供としてもいいのですが、ややジャンキーな味なのでラムコークがよく合います。
その4:ちくわのポテロングぶっ刺し
これはちくわチーズ、ちくわきゅうりに並ぶ新発明です。ケチャップとポテトが合うのは言わずもがな。その周りをちくわというクッションが包むことで、ムチサクッとしたメリハリが生まれてえもいわれぬおいしさに。ラムコークが合いますが、ケチャップがマヨネーズであればラムハイボールも合うと思います。
その5:コロッケ ツナ食べラー乗せ
要素が油、油、油という似たもの同士の組み合わせながら、コロッケ、ツナ、食べラーはそれぞれ味も食感も違うので、多彩なニュアンスが口のなかで広がります。このジャンキーな味を、爽快なお酒で流し込むのが至福。ベストはラムハイボールでしょう。ビールやレモンサワーも合うと思います。
その6:粉なしお好み焼き
肉なしとん平焼きともいえるシンプルな料理ですが、意外なほどこれもウマい! 卵のマイルドな味にソースやマヨが合わさって、イメージできる味わいながらお酒と抜群にマッチ。イチオシはラムコークですが、ラムハイボールもよく合います。
この会は5人のメンバーで審査しましたが、「中山さん早いですね」と言われるほど、ついつい一番おかわりをしたのは、何を隠そうこの私。とにかくお酒が進みまくるんです。公式サイトにはファイナリストレシピのちょっとアレンジバージョンなども載っているので、ぜひ参考に。