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2015/8/10 11:39

【最速レポート?】9/1発売の新商品も先駆けチェック! 4種の「グランドキリン」を飲み比べてみた

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「グランドキリン」シリーズといえば、キリンビールが誇るちょっとリッチなビールブランドとしておなじみですよね。定番のほか期間限定の商品も登場していて、新しい味が発売されるたびに気になるという方も多いのでは? 今回は、2015年の夏&秋モデルとともに4種を飲み比べしてレポートしたいと思います。とくに本稿掲載時点では未発売(9/1発売)の「十六夜の月(イザヨイノツキ)」は、特別に入手したものでかなり希少。もしかしたらメディアでのレポートはどこよりも速いかもしれません。要チェックですよ!

 

上質ながら飲みやすく贈り物にも最適

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グランドキリン
実勢価格245円/330ml

 

スタンダードの「グランドキリン」は「キリン 一番搾り」や「キリンラガービール」と同じ、「ラガー」という下面醗酵のスタイルで、キレやのど越しのよさが特徴。傾向としては飲みやすく、すっきりとした味わいになりますが、これはコクや深みも十分。なんでも、キリンビールの商品のなかで最も麦芽を使っているのがこのビールとのことで、リッチな味わいはそれに由来しているのではないかと。

 

トータル的に好バランスで、食中酒としてはどんな料理にも合い、その一方風呂上がりなどにそのままグイっと飲むのもオススメです。また、苦すぎず飲みやすいので贈り物にも最適。ハイセンスなパッケージのギフト用セットも数種あるので、シーンに合わせて利用するのも手といえるでしょう。

 

 

フルーティーな香りと柔らかな余韻が美味

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グランドキリン ジ・アロマ
実勢価格245円/330ml

 

ラガーが下面発酵ですっきりとしたテイストなら、この「エール」という上面発酵のビールは、香りが強調された味のものが多いです。「グランドキリン ジ・アロマ」もまさにふくよかな仕上がりで、かつ小麦麦芽を使用することで、独特な甘みや滑らかな口当たりもプラス。

 

特筆すべき素材としては、「ブラボーホップ」という、フローラルなアロマと柑橘を思わせる香りが特徴のホップが使われており、柔らかな余韻が口いっぱいに広がります。華やかでフルーティーな味わいは女性にもオススメといえますね。

 

 

ビターなのに爽快。低アルコールでグビっといける!

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グランドキリン ギャラクシーホップ
実勢価格255円/330ml

 

その名の通り、ホップをふんだんに使ったインパクト大のビールが、7月14日から期間限定発売されている「グランドキリン ギャラクシーホップ」です。スタイルは「セッションIPA」と呼ばれるもの。クラフトビール先進国のアメリカで人気のスタイルが「IPA」ですが、これは「インディアペールエール」の略です。その昔イギリスからインドに「ペールエール」というスタイルのビールを運ぶ際、長距離輸送による品質劣化を防ぐためにホップの量を多くして、アルコール度数を上げたものがはじまりとか。

 

そんなIPAの味わいはそのままに、アルコール度数を下げたものがセッションIPA。事実、スタンダードのグランドキリンの度数が6%なのに対し、ギャラクシーホップは4.5%です。味わいは、夏のビールらしく爽やかで野性味あふれる苦みが特徴。どこかリゾートっぽさを感じさせてくれるトロピカルなパッションフルーツ香は、商品名になっている「ギャラクシーホップ」の個性でなんと50%以上も使用されているそう。IPA特有の苦みはありながら、のどの奥にスっと消える爽快感もあるので、飲みやすくてグビグビいけちゃうはず。十分に冷やして味わっていただきたい!

 

 

爽やかなタッチにはじまりまろやかなコクも演出

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グランドキリン 十六夜の月(イザヨイノツキ)
実勢価格255円/330ml

 

9月1日発売の「グランドキリン 十六夜の月(イザヨイノツキ)」。スタイルは、ニュージーランド産のホップを大量に漬け込んだ「キィウィIPA」というインディアペールエールで、こちらもインパクトは強めです。でもギャラクシーホップとは違った方向性になっており、アルコール度数は5.5%と高いもののエッジは控えめ。最初の口当たりはキリっとした爽やかさがありながら、どっしりとしたコクがあり、豊かな余韻も続きます。

 

このフレーバーの正体が、ニュージーランド産の「ネルソンソーヴィンホップ」という希少なホップによるもの。グレープフルーツを思わせる、フルーティーな芳香を醸し出すのが特徴なのだとか。一本のなかで濃淡のメリハリがあって秋らしい仕上がりです。個人的に秋は「キリン秋味(今年は8月18日より期間限定発売)」というのが毎年の定番スタイルですが、今年は食中に秋味、食後に十六夜の月という贅沢な食シーンを想像でき、発売が非常に楽しみ!

 

 

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グラスに注ぎ、4本並べるとこのような感じ。飲み比べてみると、同じグランドキリンでも味は千差万別。ビールの楽しさを広げていこうとする、クラフトマンの情熱が伝わってきます。まだまだ暑さが続く今日このごろ、今夜はぜひこのレポートを参考に、コンビニに行っていただければと思います。

 

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※各商品は全国のコンビニエンスストアでお求めいただけます。
※一部取り扱いのないチェーン・店舗があります。

 

 

■文・写真/中山秀明