グルメ
お酒
2021/8/6 19:45

この夏は「芋のソーダ割り」がアツい!「一刻者」と家飲みおつまみを合わせた至福をレポート

ワクチン接種によって、明るい兆しが見えてきたコロナ禍。とはいえまだ希望者全員に行き渡るには時間がかかるため、おうち時間が続きそうな今夏。暑い夏の晩酌には、シュワッと爽やかに飲めるお酒がいいですよね。とはいえ、たまにはビールやサワー以外のお酒も楽しみたいところ。そんなときにオススメしたいのが、芋焼酎の「一刻者(いっこもん)」です。夏に芋焼酎? と意外に思われる方が多いかもしれませんが、ソーダで割るだけで、夏にぴったりなドリンクになるのをご存じでしょうか?

 

↑宝酒造の本格芋焼酎「一刻者(いっこもん)」。南九州産のさつまいもを100%使用し、独自の芋麹仕込みと石蔵で貯蔵するこだわりの造りが特徴です。参考価格は720mlで税込1498円

 

麹まで芋でつくる「全量芋焼酎」という独自のポジション

「一刻者」は、一度しか蒸溜を行わない「単式蒸溜」を採用した本格焼酎。味も香りもしっかりしていて飲みごたえがあり、ソーダ割りにしても素材本来の風味が楽しめます。

 

↑素材の風味も楽しめて、サッパリと飲めるソーダ割りは、どんな料理とも合わせやすい!

 

もうひとつ、「一刻者」最大の特徴が、麹(こうじ)まで芋でつくる全量芋焼酎だということ。「一刻者」がデビューする前の芋焼酎の多くは、米麹を使用するのが当たり前でした。しかし、「芋の魅力を最大限に楽しめる、芋100%の焼酎を」という想いのもと、芋麹を使った商品づくりがはじまったのです。

 

しかし、芋は米よりも水分量が多いため、麹菌が根付きづらいという課題があり、開発は困難を極めることに。6年もの歳月をかけ、2001年、「一刻者」は生み出されました。その味わいは、芋麹を使ったことで芋焼酎独特のクセが強くなるのでは? と予想されていましたが、出来上がってみると意外や意外、極めて上品で香りの良い芋焼酎に仕上がったそう。麹まで芋にしたことで、芋が本来持つ華やかな香りが際立ち、上品ですっきりとした味わいに仕上がったのです。

 

↑ロックにすると、純粋な芋だけの、ほんのり甘く上品な香りが楽しめます

 

つまり、豊かな風味でありながら、すっきりしていて重すぎないのが「一刻者」。さらにソーダ割りにすることで、炭酸が弾けて香りが際立ち、のどごしもアップ。これが夏に「一刻者」のソーダ割りがオススメという理由です。

 

ちなみに、筆者が美味しいと思うソーダと「一刻者」の比率は2:1。グラスにたっぷり氷を入れて「一刻者」を注ぎ、ステアして(混ぜて)氷となじませたあと、ソーダを注いでマドラーで軽く1回ステアすれば完成! 「一刻者」の華やかな香りとともに、炭酸の爽快感が心地よく感じられますよ。

 

↑ソーダを注ぐときは、炭酸は飛ばないよう、グラスの縁に沿ってゆっくりと注ぎましょう!

 

↑「一刻者」はソーダ割りが絶品!

 

宮崎にちなんだ料理とのペアリングは当然ドンピシャだった

ここからは、炭酸割りに合うつまみをご紹介。「一刻者」は宮崎の高鍋町にある「日向(ひゅうが) 黒壁蔵」でつくられているので、今回は、宮崎にちなんだペアリングを提案します。まずは鶏の炭火焼き。

↑チェーン店などでおなじみの鶏炭火焼き。香ばしく炙られているのが特徴で、コンビニなど身近な店でも売っています

 

鶏の炭火焼きは豊かな弾力、スモーキーなフレーバー、ほどよいジューシー感で絶品。「一刻者」炭酸割りの甘みが肉のうまみと調和し、爽快な味わいは口のなかをリセットする効果も。ご機嫌のループです。もちろん、炭火焼きに限らず、焼鳥全般にもドンピシャですよ!

 

次は餃子。実は高鍋町、「たかなべギョーザ」「餃子の馬渡」というツートップが君臨する餃子の街として有名なのです。

 

↑高鍋餃子の特徴のひとつが、九州でも有数の産地である高鍋のキャベツを使った甘み。合わせるなら野菜餃子のほうがベターです

 

こちらのペアリングも理想的。シュワッとした炭酸の刺激が餃子のオイリー感を流し、それでいて野菜や肉のうまみと、「一刻者」のまろやかさがピンポイントで調和します。

 

最後は、宮崎県が流しそうめん発祥の地と言われているため、そうめんをセレクト。シメにするのもいいですが、一方でめんつゆに浸さず、甘い九州醤油や塩とオイルなどであえそば風に仕立てれば、よりつまみにふさわしい一品となります。

 

↑夏の風物詩でもあるそうめん。この季節にはもってこいです

 

筆者はシンプルに塩と薬味のみで実食。そうめんの繊細な味を「一刻者」の上品な風味が引き立て、これも絶妙なペアリングです。ツルツルしたそうめんののどごしと、スムースな飲み口の「一刻者」は相性バツグン。ツルツル、一刻者→ツルツル、一刻者……と流れるようなローテーションが止まりません!

 

と、このように幅広いおつまみに合う「一刻者」のソーダ割り。芋は飲み慣れてないんだよね……という方。まずはこの夏、ソーダ割りでその魅力を確かめてみてください!