グルメ
2021/9/11 19:30

残ったそうめんを有効活用!「本つゆ」+「調味料」で最高に良かった4つの「味変」を試してみた!

昨年の夏、めんつゆを希釈する「水」を別の液体に変えることで、味がどう変化するかを試して記事にしました。好評だった一方、「別の液体を買うのがちょっと面倒……」といった声もありました。

 

そこで今回は改めて、家庭にある調味料をちょい足しして「味変」するだけという、さらに簡単なアレンジレシピをキッコーマンに教えてもらいました。使うのは前年同様「たっぷり使える濃縮4倍」が売りの「キッコーマン 濃だし 本つゆ」。参加者一同で試食しレビューも実施。それではさっそくいってみましょう!

↑使ったのは「キッコーマン 濃だし本つゆ」。さまざまなアレンジレシピを教えてもらいました

 

その①「青じそレモンつゆ」

見た目もスッキリ。残暑を吹き飛ばしてくれそうなつゆです!

 

【用意するもの】

・キッコーマン 濃だし 本つゆ……60ml

・水……180ml

・青じそ……3枚

・レモン……1/2個

 

【レシピ】

①青じそを小さめに切る。レモンはいちょう切りにする

②ボウルなどに本つゆと水を合わせて、冷蔵庫で冷やしておく

③器につゆを注ぎ、①を加えて完成

 

だしの風味がしっかりとした本つゆに、レモンの酸味、青じその爽やかさが加わることで、スッキリした味になります。ほんの一手間だけで、見た目的に綺麗なうえ、まだまだ続く暑い日にピッタリの味を楽しめると思います。

 

その②「オリーブオイルつゆ」

本つゆとオリーブオイルのまさかの融合。どんな風に味変するか見ものです!

 

【用意するもの】

・キッコーマン 濃だし 本つゆ……60ml

・水……180ml

・オリーブオイル……適量

 

【レシピ】

①器に本つゆと、通常通りの希釈の水を合わせる

②いただく前にオリーブオイルを適量たらして完成

 

本つゆと水、家庭にあるオリーブオイルを適量あればすぐにできるつゆ。和風だしの本つゆとオリーブオイルの融合は、意外や意外、合います。オリーブオイルのピリッとした風味が、しょうがのようなアクセントになります。

 

その③「花椒つゆ」

日本人にも定着した感のある「花椒」とラー油を加えためんつゆ。和と中華の意外な味の融合はいかに!?

 

【用意するもの】

・キッコーマン 濃だし 本つゆ……60ml

・水……180ml

・花椒(粉末)……少々

・ラー油……適量

 

【レシピ】

①器に本つゆと、通常通りの希釈の水を合わせる

②いただく前に花椒とラー油を垂らして完成

 

本つゆと水を通常通りの希釈で水と合わせた後、大胆にも花椒、ラー油を加えるとあら不思議! だしの風味がしっかりとした本つゆをベースに、ピリっとシビれるめんつゆが完成。蒸し暑い残暑に心地よい汗をかきたい方にオススメのレシピです。

 

その④「ガスパチョ風スパイシーつゆ」

スペインの冷製スープ・ガスパチョ風に本つゆをアレンジするもの。だしがしっかりとした本つゆと、トマトジュースやタバスコを合わせると、どう変化するのでしょうか

 

【用意するもの】

・キッコーマン 濃だし 本つゆ……60ml

・デルモンテ 食塩無添加トマトジュース……180ml

・タバスコ……小1/4

・黒胡椒……少々

 

【レシピ】

①ボウルなどに黒胡椒以外の材料を合わせて冷やしておく

②器に①を注ぎ、最後に黒胡椒をかけて完成

 

本つゆを水の代わりに食塩無添加トマトジュースで割り、タバスコ、黒胡椒を加えたもの。本つゆのうまみが、トマトジュースと合わさり、濃厚な味わいに。さらにタバスコ、黒胡椒の辛味によってスパイシーでピリッといただける一杯になりました。

 

【試食レビュー】満場一致でうまかったのは、意外にも…!?

 本つゆのちょい足しアレンジレシピ4品を試しましたが、ここで筆者、編集ライター見習い中の中西ふみえ、カメラマン・我妻慶一、カメラマン・鈴木謙介の4名で試食し、レビューすることにしました。

――昨年夏にやったレシピより簡単なものばかりですが、どれも美味しいですね。いかがでしたか?

カメラマン・我妻慶一(以下、我妻) どれも美味しかったです。ただ、今回のめんつゆを試したのが、そうめんだったのが惜しかったです。

中西ふみえ(以下、中西) どうしてですか?

我妻 「青じそレモンつゆ」はそうめんにピッタリでしたが、それ以外の「オリーブオイルつゆ」「花椒つゆ」「ガスパチョ風スパイシーつゆ」は、そばの風味とも合うんじゃないかなと。味わいにパンチがあるつゆなので、そばなどだともっとめんつゆのアレンジ感を感じられたかも? と思いました。そばにラー油をかけるお店とかありますよね?

 

カメラマン・鈴木謙介(以下、鈴木) 確かに。ただ、それで言うと「花椒つゆ」は一番好きでした。辛いから食欲が刺激されて、どんどん麺をいただきたくなりました。

 

中西 私は「オリーブオイルつゆ」「ガスパチョ風スパイシーつゆ」が美味しかったです。和風だしとしょうゆのベースに、洋風のインパクトを加えることで、こんなに味が変わるのかと思いました。このつゆでいただいていると、そうめんがちょっと冷製パスタっぽいニュアンスに変わってくるような。

 

鈴木 カッペリーニみたいな。

 

中西 そうです。粉チーズとかをかけても美味しそうに思いました。

 

我妻 僕は、これらをそばで食べたことを想像すると、一番は「花椒つゆ」でしたね。本つゆとラー油というのは、ある程度想像できるけど、花椒のインパクトはなかなか想像できない。でも、うまい(笑)。これは試してみる価値十分と思いました。

 

――確かに「意外な味変」という意味では「花椒つゆ」が最も意外性があり、美味しかったように思います。

 

鈴木 そうですね。どの「ちょい足し」も本つゆとの親和性は高いように思いました。さらに飛躍させて、例えば「青じそレモンつゆ」のレモンをライムに変えてみるとか、「オリーブオイルつゆ」にオリーブそのものを入れてみるとかも良いように思いました。

 

中西 ハーブも実は合うかもしれませんね。

 

我妻 ミントとか? モヒート風めんつゆ……これはちょっとどうなんだろう(笑)。でも、もともと本つゆ自体がベーシックに美味しい素材だから、いろいろと試してみると良いと思います。

本つゆのちょい足しアレンジ。是非皆さんもお試しください!

 

今回は冷たいめんつゆのアレンジを試しましたが、キッコーマンによると、「本つゆと水を13であわせて耐熱の器に入れ、そこに缶詰の焼鳥をお好みで何切れか加えて、電子レンジであたためます。鴨南蛮風のあたたかいつけつゆになって、肌寒いこの季節にオススメですよ」とのこと。

 

また、この時期残りがちなそうめんは、「めんつゆをアレンジするだけでなく、そうめんを炒め物に活用してもおすすめです。ゆでて冷水でしめたそうめんを具材と炒め、本つゆで味付けすると、簡単にそうめんチャンプルーがつくれます」と教えてくれました。ぜひ、自分に合う本つゆアレンジを楽しんでくださいね!

 

キッコーマン 濃だし 本つゆ

https://www.kikkoman.co.jp/kikkoman/hontuyu/index.html

 

撮影/我妻慶一