夏こそ余計にウマさを感じる食べ物といえばカレー、そして飲み物といえばビール類でしょう。そんなドンピシャのペアリングを企業コラボで推奨するキャンペーンが開催されました。サントリービールとハウス食品による「絶対もらえる! 夏のあいあいカレー皿キャンペーン」です(キャンペーンはすでに終了)。
本稿では「こくまろカレー」で作ったカレーと「金麦」の相性が抜群だったので、そのレポートをお届けしましょう。
夏の「金麦」は爽やか仕立て
最初に興味深いデータをひとつ。食卓でのカレーと同時に出てくる飲み物は、アルコールならビール類の同時出現率が最も高いということ。ちなみに、ソフトドリンクを含めるとビール類は3位で、1位は麦茶、2位は緑茶類(煎茶、番茶を含む)だそう。最近はレモンサワーやハイボールも人気ですが、なんだかんだ言って、やはりビール類は国民的なお酒だということでしょう。
そのうえで、なぜ「金麦」はカレーに合うのか。この理由は「金麦」ならではの特性にありました。ひとつは長年、食卓をテーマに料理と合うおいしさを追求してきたから。もうひとつは、旬の食材や料理と合わせて楽しんでもらえるよう、季節に合わせて味を変えているからです。
では、夏はどんな味わいの特徴になっているのでしょうか。一言でいうなら、「爽やか」仕立て。カレーをはじめとしたスパイシーな香りの料理、力強い味わいの夏野菜によく合うテイストになっているのです。
つまりは、爽やかな夏の「金麦」だからこその今回のキャンペーン。「ぜひ『こくまろカレー』や『ジャワカレー』と合わせてください!」ということなのです。
もちろん、ただペアリングを推奨するだけではなく、ハウス食品では「金麦によくあう夏のおいしいカレーレシピ」を公式サイトで公開。数あるなかから筆者は「和香るキーマカレー2021」を参考に作ってみました。
スパイスの複雑な味にビール類の苦味や爽快感がマッチ
味のベースとなる「こくまろカレー」は超が付くほどおなじみのブランドですが、大きな特徴は商品名そのものと言っていいでしょう。「あめ色玉ねぎのコクのルウ」と「生クリームのまろやかルウ」、2つのルウをブレンドしており、甘みやうまみ、スパイス感が口いっぱいに広がる、コク深いカレーが簡単に作れます。
今回作った「和香るキーマカレー2021」は白米のほか、冷たいそうめんにかけてもおいしいとのことで、ますます夏らしいそうめんで盛り付け。つまみにするにも、飲みのラストにツルッとシメるにももってこいです。
いざ完成。さっそく「金麦」と合わせてみると、麦のうまみとホップの香りや苦味、シャープなキレなどがバランスよく調和し、確かに爽快感も心地いいです。
そして「和香るキーマカレー2021」は、ダシが「こくまろカレー」特有のうまみをさらに奥深くし、やさしいニュアンスもプラス。爽快な「金麦」がスパイスと調和しながらも、力強いキレで後味はすっきり。おいしい循環が続くナイスペアリングです。
別途行われた説明会では、各社の担当者が「なぜビール類にカレーが合うのか」といった質問にも言及。それはまず、カレーが口の中に入れてから飲み込むまでの間に劇的に変化する料理だから。うまみ、甘み、コク、マイルド感、辛みや香りといった様々な味が駆け巡り、なかでもスパイスの多様的で複雑な味を、ビール類のうまみや苦味、炭酸の刺激が受け止めつつリセットさせてくれる。だからビール類がオススメなのだそうです。
なお、時季的には秋の金麦も登場しますが、その特徴は「まろやか」な仕立て。そう、まろやかなカレーといえばまさに「こくまろカレー」なので、秋になってもぜひ「金麦」とカレーのペアリングをお試しあれ。
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