クリスピーな衣としっとりの肉のメリハリが絶品
「トリキバーガー」の注文はカウンターで行いますが、注文は店員への口頭でも、端末操作の完全非接触のどちらでもOK。支払い方法も現金、クレカ、一部交通系ICカードと多岐にわたり、現金支払いは自動レジで行えるハイテク仕様となっています。
スゴいシステムはオーダー回りだけではありませんでした。厨房にも最新型の調理器具が導入され、チキンフィレなどは個別のフライヤーやスチームコンベクションオーブンで仕上げられているようです。
筆者がオーダーしたのは、代表メニューの「トリキバーガー」と「焼鳥バーガー~てりやき~」。なおメニューの価格には、「鳥貴族」イズムを感じました。というのも、価格設定が均一でわかりやすいのです。
味も大満足。「トリキバーガー」はクリスピーな衣としっとりの肉のメリハリが絶品です。むね肉ですがパサパサ感はなく、レモン風味のマヨネーズソースとも好相性。ふっくらしたバンズ、シャキッとしたレタスともいいバランスです。
「焼鳥バーガー~てりやき~」は、もも肉の照り焼きにオリジナルのソースとマヨネーズ、玉ねぎの食感がポイント。肉は「トリキバーガー」のフィレより小さめの印象でしたが、やわらかい肉質と甘じょっぱくくどくないソースがマッチして絶品でした。
「鳥貴族」イズムは価格だけでなく、おいしさでも継承。チキンや野菜のほか、バンズの小麦やポテトの食材などのサイドメニューも国産にこだわっています。また、コーヒーは環境や生産者との公平な取引などに認証を受けた「レインフォレスト・アライアンス」の豆を採用し、専門店クオリティの品質を提供しています。
デイメニューは全8種類のバーガーがあり、7時から10時半までのモーニングは6種の朝食メニューに。なおモーニングは一部に米粉を使って蒸し上げた白バンズとなり、ふんわりもっちり食感の低糖質な生地を楽しめます。
フライドチキンはないものの、プリンやエッグタルトなどの鶏と親和性が高いスイーツがあるなど、独自性をもった「トリキバーガー」。年に4品程度の新商品投入や入れ替えを予定し、出店計画は3年以内に直営による10~20店舗を目指すとか。
大井町駅は23区のなかでも3線が接続するターミナルであり、なおかつ住宅地がある昼夜人口の多い街ということで1号店に選んだとか。そして2号店は都内の駅前や繁華街を中心に検討しているそうです。同店の参入で一層加熱するチキンバーガー。今後の市場動向も見逃せません。
【SHOP DATA】
トリキバーガー 大井町店
住所:東京都品川区東大井5-16-9
アクセス:JRほか「大井町駅」東口徒歩2分
営業時間:7:00~21:00
定休日:12月31日、1月1日
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