グルメ
2021/10/27 19:30

高知出身者が贅沢するなら老舗料亭「なだ万」へ急げ! と推したい理由

国内を代表する日本料理店のひとつ「なだ万」。理念に“老舗はいつも新しい”を掲げ、伝統を守りながらも様々な試みを展開しています。今回注目するのは、その最新事例。全国の自治体とコラボレーションし、日本料理の魅力とともに各地の文化を発信する取り組みを紹介します。

 

↑11月1日~30日の期間、全国の「なだ万」20店舗で提供される「高知県フェアコース」1万2000円(消費税・サービス料込み)。

 

総料理長の故郷・高知のご馳走が盛りだくさん

「なだ万」が地方とのコラボレーションを行うのはこれで6回目。2018年より「都道府県別 産直フェア」と銘打って開催しており、今回は高知県とタッグを組んで特別メニューを開発しました。

 

↑プレス向け試食会では「なだ万」や高知県の代表者が登壇。観光キャラクターの坂本龍馬くんも駆けつけました

 

今回の協業先が高知県となった理由のひとつは「なだ万」の総料理長・上村哲也さんが高知県出身で、観光特使も務めているから。言い換えれば、総料理長が手掛ける故郷自慢のご馳走が味わえるというわけです。

 

↑地元には20歳まで住んでいたと言う、「なだ万」の上村哲也総料理長。今回の献立にはしょうが、なす、ししとう、ゆずなど高知県が日本一の生産量を誇る食材も満載

 

上村料理長は故郷への想いを語るとともに、今回の料理の特徴も解説。希少な食材としては「土佐あかうし」や「四万十鰻(しまんとうなぎ)」があるほか、高知県民が比較的よく食べるうつぼ料理を取り入れるなど、高知県ならではのコースになっていることを教えてくれました。

 

 

本まぐろ、うなぎ、土佐あかうし。贅沢食材が満載

ここからは全七皿からなるコースの一部を紹介しましょう。一皿目は旬菜となり、小鉢などに盛られた前菜のオンパレード。秋を表現した飾り付けも、さすがの美しさです。

 

↑一皿目からして山海の恵みが盛りだくさん

 

うつぼ料理はこの旬菜から登場する形で、うつぼの唐揚げを畳鰯(たたみいわし)などと一緒に提供。食べてみると香ばしく、うまみが凝縮して濃醇旨口な日本酒が合いそうな味わいです。

 

↑こちらは試食会用のポーション。正式名称は「うつぼ唐揚 畳鰯 甘長唐辛子 葛」

 

↑こちらも旬菜の一品「長太郎貝コンフィ 土佐文旦卸し和え ぶどう ミニトマト チャービル」。長太郎貝は高知独自の呼称で、一般的には「ひおうぎ貝」というほたて界の仲間です

 

3皿目は造りとなり、本まぐろをメインとした献立に。高知の魚料理といえばかつおのたたきが有名ですが、今の時季は旬ではないためあえて採り入れなかったとか。今回それ以上に料理長がオススメするのが、この本まぐろ。高知県で唯一、本まぐろの養殖を行っているのが大月町という自治体で、こちらの「日本一黒潮本まぐろ」は今年の「全国養殖クロマグロ品評会」で最優秀賞に輝いた逸品。

 

↑上村料理長が「天然と遜色ないおいしさです!」と太鼓判を押すブランド「日本一黒潮本まぐろ」を刺身と塩ユッケで。そのほか、鯛やあわび肝和えなど美食がズラリ

 

四皿目の煮物は「四万十鰻」が登場。こちらは、稚魚が四万十川へ流れ込んで成長したうなぎのことです。今回は玉子とじで提供され、清流に育くまれた身はピュアな味わいで、上品な脂のうまみととろける食感も絶品でした。

 

↑「四万十鰻 玉〆 茄子 トマト 玉葱 実山椒」

 

メインを飾るのは五皿目の焼物。「土佐あかうし」の登場です。「和牛」とはよくいわれますが分類すると4品種があり、大部分を占めるのは「黒毛和牛」でおなじみの黒毛和種。ほかに褐毛和種、日本短角種、無角和種があり、高知県内でしか改良されていない褐毛和種・高知系の通称が「土佐あかうし」です。

 

↑「土佐あかうし」の炭火焼き。紀州備長炭、日向備長炭と並び、日本三大備長炭に数えられる土佐備長炭を使って焼き上げた、贅沢なステーキを味わえます

 

褐毛和種は二大系統で熊本の「くまもとあか牛」のほうが有名ですが、そのぶん「土佐あかうし」のほうがより希少といえるでしょう。特徴は、赤身の濃いうまみと上品な霜降りにあり、「高知県フェアコース」ではロースを使用。外は香ばしく中はジューシーでしっとりとした、贅沢な味を堪能できます。

 

 

久々に外食するなら贅沢に、という人はぜひ「なだ万」へ

本コースは、シメまでもちろん高知県尽くし。食事には四万十川ののりを練り込んだつけ麺が、デザートでは地元酒蔵の酒粕を使ったアイスなど、大満足の七皿となっています。

 

↑「四万十川海苔つけ麺 天然ごりかき揚げ なめこ鬼卸し 胡麻」。ごりとははぜの仲間であるちちぶの幼魚のこと。高知県ではごりと呼ばれます

 

↑デザート内の1品「酒粕アイス 白味噌のチュイール」。安芸の有光酒造場が醸す「安芸虎」(写真左の冷酒。コースには含まれません)の酒粕を使ったアイスは、クリームチーズのようなコクがあって絶品

 

また「高知県フェアコース」は11月からですが、10月31日までは全国の「なだ万厨房」ショップ40店舗で、特別弁当「なだ万高知県フェア『高知味めぐり』が販売されています。2160円とこちらもなかなかの価格ですが、コースに比べれば気軽なプライス。

 

↑なだ万高知県フェア「高知味めぐり」2160円。「土佐あかうし 香味焼」や「四万十鰻 蒲焼」などが入り、こちらも贅沢なおいしさです

 

少しずつ外食を楽しむ動きも出始めてきた今日この頃。高知出身の人はもちろん、久々の外食だからこそ贅沢したいという人も、ぜひ本フェアをご利用ください。

 

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