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Apple
2025/2/9 7:00

アップル、Mac接続型「ARスマートグラス」の開発を中止

アップルは、Macに接続する「拡張現実(AR)スマートグラス(スマートメガネ)」の開発を中止したようです。

↑やーめた(画像提供/Trent Erwin/Unsplash)

 

現在アップルはヘッドセット「Apple Vision Pro」を販売していますが、これはMacやiPhoneへの接続を必要としません。

 

米ブルームバーグによれば、アップルは一般的なメガネのように見える、AR機能を備えたスマートグラスを開発していたそう。ARアプリケーションに必要な処理能力を提供するために、Macと接続する予定だったようです。アップルのエンジニアによれば、ARスマートグラスはiPhoneと同等の性能を10分の1の消費電力で実現する必要があったとのこと。

 

アップルは当初、ARスマートグラスをiPhoneに接続することを検討していました。しかし、その処理能力とバッテリー容量が不足していることから、Macを電源とする方式に切り替えたとのこと。しかし幹部がこの接続方式の実用性に疑問を抱き、プロジェクトが中止されたというのです。

 

アップルが開発していたARスマートグラスは、Apple Vision Proよりも軽量で、ヘッドストラップを必要とせず、装着者の目の前にある前面スクリーンも搭載していませんでした。レンズにはユーザーの行動に合わせて色を変化させる機能が搭載され、周囲の人々への視覚信号としても機能します。

 

ブルームバーグによれば、アップルのARスマートグラスに関する噂は10年前から存在していたとのこと。気軽に装着できるARスマートグラスの開発は復活するのでしょうか? 多くの人がアップルの動向に注目しています。

 

Source: Bloomberg via MacRumors