サムスンは2025年内に、ファーウェイの「Mate XT」に対抗する三つ折りスマートフォン「Galaxy G Fold」を発売する予定だと噂されています。それに続き、その充電速度や内蔵カメラ仕様に関する新たなリーク情報が伝えられています。

信頼性の高いリーカーであるPandaFlash氏はX上で、Galaxy G Foldの充電速度の上限は25Wにとどまると述べています。実際のテストでは23〜24Wで動作しており、さらに低下する可能性もあるとのことです。
サムスンのスマートフォンは、他社製品と比較して充電速度が遅いと批判されることが多くあります。たとえば、Galaxy S25 Ultraの充電速度は45Wですが、中国メーカーのXiaomi 15 Ultraは有線で90W、ワイヤレスで80Wという高速充電を実現しています。
中国メーカー製スマートフォンは、高密度バッテリー技術の進化を背景に、充電速度の大幅な向上を続けています。中でも、世界初の8000mAhバッテリーを搭載した機種がまもなく登場する見通しであり、その傾向は今後も加速すると見られています。
一方で、サムスンが充電速度を抑えているのには理由があると考えられます。サムスンは世界市場に広く製品を展開しており、高出力充電による発熱や発火事故のリスクを慎重に管理している可能性が高いです。実際、かつてのGalaxy Note 7では複数の爆発・発火事故が発生し、最終的に約250万台が回収される事態となりました。
また、PandaFlash氏は別の投稿で、Galaxy G Foldはディスプレイ内蔵カメラ(UDC)を採用せず、通常のパンチホール型カメラになる可能性があると述べています。UDCは画面に穴がない分、見た目はすっきりしますが、画質の劣化や認識精度の低下が問題視されており、サムスンは実用性を優先するのかもしれません。
折りたたみスマートフォンにおいて、もうひとつの注目点は画面の折り目(シワ)です。PandaFlash氏は以前、Galaxy G Foldの折り目について「Galaxy Z Fold6並みになる」と予想していました。一方、次期「Galaxy Z Fold7」では、さらに目立たなくなるとの噂も出ています。
なお、Galaxy G Foldは当初、韓国と中国のみで限定販売され、その後、他地域に向けて段階的に展開されると予想されています。ファーウェイのMate XTは非常に高価格でしたが、サムスンには価格を抑えることを期待したいところです。
Source:PandaFlash(X)
via:PhoneArena