デジタル
デジタル周辺機器
2017/11/14 17:00

【明日発売】「Amazon Echo」のおさらい! スマートスピーカーの大本命でできること

Googleの「Google Home」やLINEの「Clova WAVE」に続き、Amazonからもスマートスピーカー「Amazon Echo」が発表されました。Amazon Echoシリーズは、アメリカでシェア70%というデータもあるほど広く利用されており、日本での普及も期待されています。

↑Amazon Echoシリーズ
↑Amazon Echoシリーズ

 

今回、日本市場に投入されるシリーズ3機種のなかで、もっとも背が高いものがスマート電球などのデバイスとの接続が簡単にできる「Echo Plus」(実売価格1万7980円)。ブラック、シルバー、ホワイトの3色が用意されます。次に高いものが「Echo」で1万1980円。カラーは、サンドストーン、チャコール、ヘザーグレーの3色。Echoからウーファーを省いて小型化した「Echo Dot」は5980円。こちらはブラックとホワイトの2色となります。Amazonプライム会員は、11月17日までEchoが4000円引きの7980円、Echo Dotが2000円引きの3980円で購入できます(すべて税込み)。

20171113-i01 (11)
↑日本市場では3機種が用意されます

 

スマートスピーカーは声で操作し、音楽を流せるのはもちろん、ユーザーのさまざまなリクエストに応えるアシスタント機能を持ったスピーカー。日本で一足早く販売されているGoogle Homeシリーズは「OK Google」、Clova WAVEは「Clova(クローバ)」と呼びかけて利用しますが、Amazon Echoシリーズは「Alexa(アレクサ)」と呼びかけます。アレクサという音声を検知すると、Echoのライトがブルーに光りユーザーのリクエストを認識するモードに。リクエストはクラウド上の人工知能(AI)で処理されます。

↑呼びかけて青く光ると
↑呼びかけて青く光ると音声認識モードに切り替わります

 

Echoには7つのマイクが搭載されており、あらゆる方向からの呼びかけに対応します。また、声のする方向に集中して聞き取りを行う「ビームフォーミング」技術と、周囲の雑音を低減するノイズキャンセル技術を組み合わせ、音声をより明確に聞き取れるようになっています。

 

音楽再生やニュースの確認。「スキル」も使える

スマートスピーカーは“スピーカー”というその名の通り、音楽を流せることが大きな機能です。Echoの場合は、4000万曲以上の豊富な楽曲ラインナップを持つ定額制音楽配信サービス「Amazon Music Unlimited」を利用することで、好きな音楽をアレクサにかけてもらえます。「(曲名やアーティスト名)をかけて」とリクエストできるのはもちろん、「音楽をかけて」だけでもOK。音楽ジャンルや年代を指定してリクエストすることもできます。Amazon Music Unlimitedは、スマートフォンやタブレットなどでも利用でき、使っていく間にユーザーの好みを学習し、好みに合った音楽を提供してくれるようになります。

↑Amazon
↑Amazon Music Unlimitedの画面

 

Amazon Music Unlimitedはマルチデバイスに対応し、利用料は月額980円。Amazonプライム会員なら月額780円または年額7800円で利用可能。Amazon Echoシリーズ所有者専用の「Echoプラン」(月額380円)も用意されています。音楽ストリーミングサービスの有料プランは一般的に1000円前後ですので、その半額以下のEchoプランはかなり魅力的ではないでしょうか。

20171113-i01 (10)

 

このほか、「今日の天気は?」「今日のニュースは何?」などと話しかけると、最新の天気予報やニュースを聞くことも可能。ニュースは気に入ったメディアを選択しておけば、ユーザーの興味にマッチしたニュースが読み上げられます。

 

アラームやタイマーの設定、Googleカレンダーへの予定の追加や確認、さまざまな質問にも対応してくれます。11月8日に行われた製品発表会では、しりとりや早口言葉、単位換算のデモも行われました。

20171113-i01 (3)
↑アマゾンジャパンのアレクサ担当 シニア・マネージャであるカレン・ルービン氏によるEchoのデモ。多彩な質問やリクエストに応えることをアピール

 

アレクサでは、フィリップスのスマート照明「Hue」やスマートロックの「Qrio」などのスマート家電のコントロールも可能です。発表会では、Echoで照明やコーヒーマシンをコントロールするデモが披露されました。話しかけるだけで電気を消したり、家のカギを閉めたりすることができるので、リモコンや鍵を探し回る必要もありません。

↑Echoのリクエスト例
↑Echoのリクエスト例

 

↑アレクサに頼んでコーヒーメーカーでコーヒーを淹れてもらうことも可能
↑アレクサに頼んでコーヒーメーカーでコーヒーを淹れてもらうことも可能

 

Amazon Echoシリーズは、他社が提供するたくさんのサービスと連携することも魅力。この他社がEcho向けに提供しているサービスを「Skills(スキル)」といい、日本でのサービス開始時には265種ものスキルが用意されています。この連携サービスの多さは、Google HomeやClova WAVEとの大きな違いです。「アレクサ、◯◯(スキルの名前)を開いて」と呼びかけてスキルにアクセスし、その後ももちろん音声で操作します。自宅のリビングルームでカラオケができるJOYSOUNDのスキルや、運用情報を確認できるJR東日本のスキルなど、多種多様なスキルがそろっています。こうしたスキルが増えることで、Echoの活用範囲はどんどん広がっていきます。

↑250種以上のスキルから好みのものを追加して、多彩なサービスを利用できる
↑250種以上のスキルから好みのものを追加して、多彩なサービスを利用できる

 

日本語版開発に1年をかける

Amazonは、日本にEchoを投入するにあたり、1年以上にわたって日本市場にマッチした製品にカスタマイズするために取り組んできたといいます。言語にはそれぞれ、独自の特徴やニュアンスがありますが、アレクサは日本語の自然な言葉や文脈、アクセント、言い回し、文化を理解するように設計されています。

↑日本語の独特な言い回しや文脈の理解に時間をかけて取り組んだと語るAmazon.comのアレクサ担当シニア・バイス・プレジデントのトム・テイラー氏
↑日本語の独特な言い回しや文脈の理解に時間をかけて取り組んだと語るAmazon.comのアレクサ担当シニア・バイス・プレジデントのトム・テイラー氏

 

例えば「アレクサ、のど飴を買い物リストに追加して」というリクエストの場合、AIは「飴」と「雨」を区別するのが苦手ですが、アレクサはそれを正しく理解するようになっています。また、応答するアレクサの言葉も自然な日本語の発音になるようにこだわったということです。

 

その甲斐あってか、Echoの日本語の認識精度はかなりの精度に仕上がっているようです。発表会では、さまざまな質問に応えるデモが披露されました。また、実機を試すことができるタッチ&トライ会場は雑音が多く、周りで何人もの人が「アレクサ、○○して」と呼びかけていましたが、それに高い精度で応答するなど、非常に健闘していました。

 

日本で買えるスマートスピーカーの選択肢が3種類に増え、どれを購入するか迷ってしまうことでしょう。現時点のネットなどでの評価ではGoogle HomeがClova WAVEをリードしているようですが、ここに大本命のAmazon Echoが参戦し、Google Homeと熱い戦いを繰り広げそうです。さらに年末には、米国などでアップルの手がけるスマートスピーカー「Home Pod」の登場が予定されており、業界の競争はさらに激化する見通し。

 

現在、Amazon.co.jpでの販売は招待制となっており、招待メールをリクエストしてから数週間のうちに購入できるようになっています。発売は11月15日からスタートする予定。スマートスピーカーは手軽に購入できる価格も魅力ですので、最新デバイスがお好きな方は、とりあえずいずれかの製品を1台購入してみるのもいいかもしれません。

TAG
SHARE ON