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2018/3/11 10:45

iPad Proがあればこれだけできる――出張でも使えるiPad Pro実践テクニック7選

【6】ファイル操作には「Documents」が必須

iOS 11から登場した「ファイル」アプリは、iPadで扱うデータを操作するのに非常に便利です。しかし、実際に写真をまとめてZipファイルに圧縮したり、新たにテキストデータを作成して添えたり、といった事務的な作業には向いていません。サードパーティ製の「Documents」が上手く連携できるようになっているので、こちらを合わせて活用しましょう。

 

↑「ファイル」アプリは、「iCloud」と「Dropbox」や「Documents」などのアプリを連携するハブになる

 

↑例えば、「写真」アプリで画像を指定し、共有メニューの「ファイルに保存」を選択。ここから「Documents」を選択する。「Documents」はZipファイルを作成したり、ファイル管理に利用しやすいアプリだ

 

ここでもドラッグ&ドロップの操作を活用可能。例えばメモアプリで書いた原稿をドラッグ&ドロップすると、そのままリッチテキスト形式で保存されます。ただし、現時点では、追加修正や起動で困ることも多いので、Documentsアプリ内で新規にテキストファイルを作成してテキストをコピー&ペーストし、「.txt」形式で保存する方がおすすめ。

 

写真を一気に「ファイル」や「写真」アプリから移動することもできます。複数選択するには、まず1つの画像ドラッグし、ドロップするまえに別の指で、他の写真をタップします。右下に数字が現れるので、この状態でドロップしましょう。

 

↑などのファイルも写真もドラッグ&ドロップしてまとめられる

 

zipファイルにしたい場合には、フォルダ横にあるメニュー一覧から「zip圧縮」を選択すれば大丈夫です。ウェブブラウザ等からオンラインストレージにアップロードすることもできます。

 

↑メニュー「zip圧縮」を使えば圧縮できる

 

↑「ギガファイル便」の例。アップロードするファイルを選択するには、まず「ファイルを選択」から「ブラウズ」をタップする

 

↑「Documents」でzip化したフォルダを選択。これでオンラインストレージでの共有が行える

 

【7】細かい書き込みはApple Pencilが活躍

送られてきたPDFに対して、ちょっと修正の指示を入れたいな、というときには、マークアップ機能が便利。手書きで書き込むには、Apple Pencilがあると効率化します。

 

↑メールで添付されたPDFを長押しし、「マークアップして返信」をタップ

 

↑マークアップ機能を活用して、PDFに修正指示などを書き込める(青字)。正確に文字を入力したい場合には、画面右下にある「+」から「テキスト」を指定し、キーボード入力も併用するとよい

 

また、イラストを描く必要があるなら「Adobe Sketch」と「Adobe Draw」がオススメ。両者の違いは主にペン先の種類にあります。鉛筆や水彩をイメージするなら前者を、機械的なデザインを想定するなら後者を選択するとよいでしょう。

 

↑「Adobe Sketch」を使えば、鉛筆画や水彩画のようなタッチで描画できる。ブラシを長押しすると、さらに細かくペン先を選択可能だ

 

↑レイヤーを重ねることで、より多彩な表現が可能

 

↑一方の「Adobe Draw」を使ってイラスト風に描くには、ブラシの設定から「筆圧変化」をオフにするのもあり。これで同一の太さの線を描きやすくなる

 

↑また、画面右上の「シェイプ」から定規を選択すると、直線や円などの形状を綺麗に描ける

 

既にiPad Proを使っている人も、これから購入を検討している人もいるでしょう。今回はごく一部を紹介できたにすぎませんが、これらのテクニックを参考にして、自分なりにより使いやすい操作方法を探してみてください。

 

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