クレヨンも教育市場向けに登場
最後になりましたが、新しいiPadは教育機関向けに、いくつかの特典が付与されることが明らかになっています。発表時のスライドに表示された価格では、一般向けが329USドル〜であるのに対し、教育機関向けが299USドル〜。つまり30USドルほど割引になると説明されました。日本国内向けに展開する場合もおそらくこうした特典が用意される可能性が高いですが、具体的な割引額などは明かされていません。
また、教育機関向けのiPadには、iCloudのストレージが200GB提供されます。通常が5GBなので、195GB分増量されます。
アクセサリーとしてはロジテックから「Crayon(クレヨン)」というスタイラスペンが用意されました。Apple Pencilのように筆圧検知はないものの、ペン先の角度検知はサポート。Lightningコネクタ経由で充電を行います。
クレヨンの価格は、Apple Pencilの約半額。そしてペン自体の形状が角ばっているので、Apple Pencilのように机の上を転がりづらいという点もメリットでしょう。
ただし、こうしたアクセサリーは教育機関向けの販売を想定していると思われます。一般向けに取り扱われるかどうかは不明です。
こうした教育市場への取り組みが背景にあると分かれば、iPadがApple Pencilに対応した理由も納得できますね。とは言え、やはり一般向けの商品として、一段と魅力的な製品になったと感じてしまうのは筆者だけではないはず。もし「キーボードは要らないんだ。ペンが使いたいんだ」と思うなら、買いです。ただ、ディスプレイやスピーカーにもこだわりたいなら、iPad Proも併せてチェックしておくことをお勧めします。
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