バーチャルキャストは、HTCのVRヘッドマウントディスプレイ「HTC Vive」を使用することで、好きな3Dキャラクターになりきって動画配信ができるサービスです。操作するキャラクターは配信中に切り替えることができます。
また、他のVtuberが配信している部屋に遊びに行く機能があり、同時に複数のVtuberを表示させることもできます。セカンドライフやPS Homeのような感じで、遊びに行きたいVtuberのところまで一気に移動できるのです。相手の配信時には、自分のアバターを追いかけて配信するので、遊びにいった先での配信画面と同じものが、自分のアカウントでも配信されるようになっています。
操作する側はHTC Viveを通して遊びに行った先のアバターが見えているため、実際に遊びに行った感覚になります。これまでVtuberは基本的にひとりで配信していましたが、バーチャルキャストによって複数のVtuberが集って、対話しながら配信することができるのです。当然、それぞれのVtuberは各配信先で操作しているので、実際に集合することはなく簡単に複数人での配信が行えます。
さらにバーチャルキャストで使える3Dモデルは、VR向け3Dアバターファイル形式「VRM」によって、さまざまなアプリケーションでも使えます。作ったモデルを3Dモデル投稿サービス「ニコニ立体」に投稿し、バーチャルキャストと連携し誰でも使えるように。もし3Dモデルを作れなくても、すぐにVtuberとしての活動が始められるのです。