さて肝心の使用感です。筆者はこれまでさまざまなVRデバイスを体験してきましたが、装着感はかなりよいです。重さは645gとそれなりにあるのですが、額のクッションで支えられているので、Mirage Solo全体が前につんのめるようなアンバランスさがありません。またフェイスクッションもアジア人の鼻の高さを考慮しているのか、外界の光が侵入してくることはなかったです。
VR体験は、3DoFのスクリーンレス型VRビューワーとは段違いですね。頭の動き、身体の動きがそのままVR空間に反映されるので没入感が深いです。一度6DoFのVRコンテンツを味わったら、3DoFのVR体験には戻れないほどの差がありますね。
しかし記事執筆時点で、6DoF対応コンテンツを見つけるのは非常に困難でした。Mirage Soloの発表会では、WorldSense対応アプリは320本以上、6DoF対応アプリは50本以上、日本語対応アプリは40本以上と発表されましたが、Playストアの製品情報には6DoFと3DoFのどちらに対応しているのか表示がありません。Mirage Solo発売までにPlayストアに6DoF対応コーナーを設けるアップデートを、Googleには強く求めたいところです
また、Gugenka from CS-REPORTERS.INCのVR添い寝アプリ「このすば!めぐみんとおやすみVR」(960円、秋予定)、スクウェア・エニックスのVRマンガ「PROJECT HIKARI」(価格未定、2018年予定)など日本初の6DoF対応VRコンテンツの発売にも期待しましょう。