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2018/12/11 20:47

旅行に役立つ機能まとめ! 何気なくiPhone XRを海外に持っていったらなかなか旅が快適になった

北米やカナダでは12月になると次第に街が“お休みモード”に移り変わって、ちょっと長めの休暇を家族で過ごすために会社を休んだり、学生も田舎に帰ってのんびり過ごす人々が増えて、都会に静けさが訪れます。日本人にとって大事なお休みの時期はお正月前後の年末年始になるので、まだ少し気を抜くのは早いかもしれませんが、クリスマスを恋人や家族とお祝いしたり、年末年始に出かける楽しみな旅行の計画はそろそろ本格的に立てはじめたいものです。

 

 

本記事では、日常的に使うiPhoneがそんな休暇でも活躍するアイテムになったことを、2018年最新モデルの「iPhone XR」徹底活用するテクニックを掘り下げてみましょう。

 

旅行から普段使いにも絶対欲しい、iPhone XR純正クリアケースが登場

最初にもうiPhone XRを選んだ人、そしてこれからiPhone XRの購入を検討している人、どちらのみなさんにも耳寄りな新情報からお伝えしましょう。12月6日にiPhone XR専用のアップル純正クリアケースが発売されました。価格は4860円。

 

↑アップル純正のiPhone XR専用クリアケースが登場

 

iPhone XRはビビッドなカラーリング、質感の高いアルミフレームの輝き感を存分に楽しみたくなるiPhoneですが、せっかくの魅力的な外観をケースで覆って見えなくしてしまうのはもったいないし、とはいえ本体に傷が付くのも不安と、悩ましく感じていた方も少なくないでしょう。新発売のケースは非常に透明度の高いポリカーボネート素材を使っていて、iPhone XRにピタリとフィットします。手に持ったときに優しく馴染むiPhone XRの滑らかで愛着のわくフォルムの魅力が一切損なわれません。

 

↑見よ!この透明感。透明度の高いポリカーボネートと柔軟性のあるTPU素材を組み合わせています

 

ケースの外・内両側に傷に強いコーディングが施されているので、クリアだったケースが徐々に曇ってきて汚く見える心配もなさそう。ワイヤレス充電もケースをつけたまま利用できます。本体の側面をしっかりとカバーしながら、背面のカメラユニット、ボトムのLightning端子やスピーカー開口部には、アップル純正品ならではの無駄のないスマートなラインの切り欠きが設けられています。

 

↑iPhone XRの柔らかな曲線を活かすフォルムを実現しています

 

↑フロント側から見ても違和感なし

 

↑端子やスイッチ、カメラの周囲は無駄なくキレイに切り欠いたデザインになっています

 

ふだんはあまり使い慣れていないトラベルバッグから、旅行の時など頻繁にスマホを出し入れするとうっかりと手を滑らせてしまうこともあり得ます。まさしく待ち望んでいたiPhone XRケースは必携のアイテムと言えそうです。

 

純正「マップ」アプリの知っていると超便利な2つの機能

最近は旅行に限らず、仕事で初めて訪れる先の道順を調べたり、友達と待ち合わせたレストランの場所まで足を運ぶ時など日常使いにもスマホとマップアプリのセットが欠かせません。iOS純正の「マップ」アプリが定期的に機能をアップデートしていて、今ではとても使いやすくなっていることをご存知でしょうか。

 

↑iOSの「マップ」アプリに便利な機能が続々と追加されています。インドアマップは、表参道ヒルズやGINZA 6などの商業施設や空港で使える場所が増加中

 

大型の商業施設や空港に足を運ぶ際には「インドアマップ」機能が便利です。例えば「表参道ヒルズ」に出かけてみましょう。地下3階から地上3階まで、全6フロアの施設に入っているショップ、レストランやエスカレーターにトイレなど設備のロケーションも含めて最新のマップ情報を事前にチェックしておけば、目当ての場所に迷わず足を運べます。これからもインドアマップの情報は続々と追加されるそうなので心強い限りです。

 

↑表参道ヒルズにて。2階に移動しても正確に店舗のロケーションをGPSを使いながら確認できます

 

日ごろからよく車を使って移動する方は、アップル純正マップアプリの「レーン案内」は覚えておいて損はない機能です。マップはカーナビとしても使い勝手の良い優秀なアプリですが、今年の11月に加わった「レーン案内」は、複数車線の道路をルートマップに矢印で表示して、目的地に向けて曲がるべき交差点に差し掛かかると左右方向への矢印が点灯して、車線変更のベストなタイミングを知らせてくれます。慣れない街へ車で旅に出かける時などにも重宝しそうです。アップルのオートモーティブ向けプラットフォーム「CarPlay」を搭載する車載システムにiPhoneをつないだ時にも使えます。

 

↑マップアプリのナビゲーションモードで使える「レーン案内」は、ドライブによる移動にとても便利

おじさんのセルフィも許されそうなアプリ「Olli」とは

筆者も先日、海外へ旅行に出かけた時にiPhone XRの魅力をあらためて実感しました。出発の日の飛行機は夜の便だったので、当日はゆっくりと家を出たところ、電車のスケジュールが乱れていたため空港にはギリギリのタイミングで到着。途中下車してのんびりと食事をするつもりだったのですが叶わず。いつもはあまり利用しない空港の食事処を「マップ」アプリで調べると、空港のレストランやカフェの情報が「食べログ」のユーザーレビューと一緒にチェックできて、とても役に立ちました。

 

↑マップの「食べログ」情報を参考にして、海外へ出発する前に一休みできました

 

秋に発売された最新のiPhoneには、メインチップのA12 BionicにAI機能を司るニューラルエンジンが搭載されています。その強力なパフォーマンスはカメラによる静止画・動画撮影にも余すところなく活きています。例えばiPhone XRの場合は機械学習したデータをベースに、被写体の人物の輪郭と背景を自動的に切り分けながら記録することによって、シングルレンズのカメラユニットで“ボケ味”を付けた高精細なポートレート写真が撮れます。旅行先で出会った美しい風景、クリスマスイルミネーションで賑わう街を思い出に残したい時などに最適です。

 

 

セルフィはなんとなく苦手という方も、思い出をひと味違ったアーティスティックな雰囲気で残せるのなら試してみたくなりませんか。筆者がオススメしたい「Olli by Tinrocket」は“デッサン風”のセルフィショットが記録できるカメラアプリです。プリセットされているスタイルからお気に入りのフィルターを選んで、アート風の写真や動画が撮れます。

 

↑「Olli by Tinrocket」はアーティスティックな写真や動画が撮影できるアプリ。おじさんが撮ったセルフィも少しは絵になる?

 

高精細な自分の写真を残したり、人に見せるのはなんとなく気後れしてしまうけれど、Olliアプリを使えば旅の思い出を絵ハガキ風に記録ができて、送った友達にも笑って許してもらえそうです。本気のセルフィはきちんと撮影しておいて、人にネタとして見せたい写真をOlliアプリで“後から”加工してつくることもできます。

 

↑「写真」アプリのアルバムに保存しているファイルに後からアーティスティックな加工を加えることもできます

 

iPhone XRで、ハワイの夕焼けも見た目のままキレイに撮れた

ハワイの海に溶け合う夕焼けの自然な色合いと階調感を、iPhone XRのカメラは目で見たままのリアルな写真に記録してくれました。

 

↑iPhone XRのメインカメラで撮影。夕陽の色合いやグラデーションがとてもキレイに、そして簡単に撮影できます

 

iPhoneのカメラに搭載された「スマートHDR」は、ワンショットで異なる露出のデータを記録して、良い部分を1枚の写真として自動的に賢く合成する機能です。12月なのに明るく強い日差しに照らされるハワイの自然も明部を飛ばさず、暗部も黒つぶれせずに被写体の情報をしっかりと捉えた立体的な写真が簡単に残せます。設定から「カメラ」アプリのメニューを開いて、「スマートHDR」をオンにしておきましょう。

 

↑スマートHDRをオンにして撮影すると、少し暗めの場所でも自然な明暗のバランスと色合いを写真に残せます

 

動画撮影もステレオ音声の記録ができるようになりました。こちらも「カメラ」アプリの設定から「ステレオ音声を録音」にチェックをいれておくだけで、旅の情景が生き生きと蘇ってくる音声付きのムービーが撮れます。iPhone XRがあれば一生に一度の旅の思い出を撮り損じる不安からも解放されるはずです。

Apple Booksで海外の街歩きも「安全」になる

iPhoneで電子書籍アプリを活用するようになってから、旅行に重いガイドブックを持って出ることがなくなりました。iOSの電子書籍アプリ「Apple Books」には観光ガイド関連の書籍も充実しています。スマホだと観光ガイドやマップの情報が小さくて読みづらいのでは?と思うかもしれませんが、iPhone XRの6.1型高精細Liquid Retinaディスプレイにとっては無用な取り越し苦労です。もちろん記事は拡大表示ができるので、細かな文字やマップの情報はかえって紙の本よりも読みやすいほどです。

 

↑海外旅行のガイドブックはApple Booksから電子書籍版を購入して、画面の大きなiPhone XRでチェック。手荷物がとても軽くなるし、安全に街歩きが楽しめるでしょう

海外旅行では危険な場所に近寄らないことが鉄則ですが、最近は特に大都市のふつうの観光地にもスリが増えていると聞きます。ガイドブックを眺めながら歩いているとスリに目を付けられる心配も高まるので、一見するとツーリストであることがわかりづらくなる「スマホと電子書籍」を賢く使えば、より安全な旅行が楽しめそうです。

 

デュアルSIMがかんたんでイケてそう

iPhone XRはフィジカルなnano SIMと埋め込み型のeSIMによる「デュアルSIM」に対応するスマホです。iOS 12.1以降を搭載するロックを解除したiPhoneは、設定の「モバイル通信」を開くとメニューに並んでいる「モバイル通信プランを追加」を選択することによって、2つめの通信プランが選べるようになります。

 

↑iPhone XRのデュアルSIM機能を使いこなせば海外旅行のネットワーク接続も便利になりそうです

 

海外旅行の際に現地のデータプランを追加すれば、日本国内で利用する場合と同じ感覚でiPhone XRを使ってデータ通信や音声通話が使える便利な機能です。今回筆者はiPhone XRが発売される前に買い置きしてあった海外SIMの方を使ってしまったのですが、次の機会にはぜひデュアルSIMを試したいと思います。

 

様々な生活シーンで使い込むほどに頼もしさが実感できる、iPhone XRと一緒に過ごす素敵なクリスマスと年末年始のプランをぜひ立ててみて下さい。