OPPOは革新的な「10倍ハイブリットズーム」技術を発表
2018年から日本市場に参入し、精力的に端末をリリースしているOPPOも、MWC開催に合わせて、バルセロナでプレスカンファレンスを開催しました。そこで大々的にアピールしたのが「ロスレス10倍ズーム」。3つのレンズの組み合わせにより、シームレスな10倍ズーム(35mm換算で16mm〜160mm)を実現。この技術は、北京で開催されたイベントで発表済みだったのですが、2月23日に開催されたプレスカンファレンスでは、「ロスレス10倍ズーム」を搭載したプロトタイプのスマホを出展し、取材陣が実際に試すことができました。
「ロスレス10倍ズーム」は、48メガピクセルのメインカメラと、画角が120度の超広角カメラ、そして望遠カメラをリレー形式で用いて実現しています。従来の技術では厚くなってしまうレンズモジュールを「ペリスコープ(屈曲光学構造)」という技術によって、横向きに配置し、6.76mmまで薄くしたことが特徴。メインカメラと望遠カメラは、OIS(光学式手ぶれ補正)」にも対応しています。
この「ロスレス10倍ズーム」は、光学10倍ズームではなく、デジタルズームと組み合わせて、画質を劣化させることなく、800万画素の解像度を維持して10倍ズームができる仕組み。プレスカンファレンスの翌日に開催された、同社の担当者へのグループインタビューでは、報道陣から「これをロスレスと呼んでいいのか?」といった質問が相次ぎました。その反応に答えたのかどうかが定かではありませんが、3月18日に日本の報道向けに開催された説明会では「ロスレス10倍ズーム」ではなく「10倍ハイブリッドズーム」に改称されていました。日本だけではなく、グローバルでの名称変更のようです。
名称はともかく、10倍までズームアップしても鮮明な画質で撮影できるのは画期的なことです。搭載モデルは、日本での発売する予定なので、期待しましょう。