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2019/3/27 17:00

世界最新のモバイル端末を眺めて感じた、中国スマホの底知れぬ「期待感」

グローバルで成長中のXiaomi(小米)が激安5Gスマホを発表

まだ日本のスマホ市場には参入していないものの、ここ数年、積極的にグローバル展開を進めているXiaomi(小米)。筆者の記憶が正しければ、MWCへの出展は昨年に続いて2回目。今年は、プレスカンファレンスも開催し、5G対応モデルを含む、2019年の最新フラッグシップを発表しました。

 

驚いたのは価格です。5Gに対応する「Mi MIX3」のヨーロッパでの市場想定価格は599ユーロ(約7万6000円)〜。ただ、5Gにつながるだけではなく、6.39インチの有機ELディスプレイを搭載し、12メガピクセル+12メガピクセルのデュアルカメラを搭載。24メガピクセル+2メガピクセルのインカメラはスライド式という先進的なギミックも取り入れたハイエンドモデルです。ほかのメーカーであれば、1000ユーロ(約12万6000円)でもおかしくはない仕様です。

 

↑Mi MIX3は、クアルコム社の最高峰チップであるSnapdragon 855を搭載。インカメラはスライドさせて出てくる仕組み

 

↑背面にはデュアルカメラと指紋センサーを搭載。ここは最新ではなく、ハイエンドモデルとしてはベーシックな仕様

 

同時に発表された「Mi 9」は、5Gには対応していないものの、Mi MIX3と同じく、Snapdragon 855という高性能チップを搭載し、48メガピクセル+12メガピクセル+16メガピクセルのトリプルカメラを搭載。さらに、ディスプレイ上での指紋認証や、ワイヤレスでの高速充電など、使い勝手のも配慮されたモデルです。このMi 9は、なんと449ユーロ(約5万7000円)〜。もし、日本に参入したら、コスパの高さがSIMフリー市場で人気を集めるファーウェイの好敵手となりそうです。

 

↑日本で発売されたらヒットしそうなMi 9。6.39インチの有機ELディスプレイには指紋センサーが搭載されている

 

↑トリプルカメラやグラデーションカラーなど、最先端のトレンドを取り入れつつ、驚きの低価格を実現

 

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