auから2019年夏に向けた新製品を発表しました。「Xperia 1」や「Galaxy S10」「AQUOS R3」といったハイエンドモデルから、「Galaxy A30」「HUAWEI P30 lite」のミドルレンジモデル、さらにアウトドア派向けの「TORQUE G04」といった機種も発表されました。各機種の概要を見ていきましょう。
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XperiaにGalaxy、AQUOSと注目モデルが勢ぞろい
「Xperia 1」「AQUOS R3」「Galaxy S10/S10+」の4機種は、「ハイグレード・モデル」として発表されました。「Galaxy S10/S10+」は、S10が6.1インチ、S10+が6.4インチの有機ELディスプレイを搭載。インカメラを画面内に収めたデザインが特徴的で、画面占有率は93%以上。ベゼルも細く、表示領域の広さが際立ちます。また、超音波による指紋認証センサーをディスプレイに内蔵します。
カメラは両機種とも、望遠(約1200万画素)+広角(約1200万画素)+超広角(約1600万画素)のトリプルレンズ。インカメラは、S10がシングルカメラ(約1000万画素)なのに対し、S10+がデュアルカメラ(約1000万画素+約800万画素)を搭載します。
S10/S10+を手に取って驚いたのが、大画面のわりに「軽くて」「薄くて」「持ちやすい」こと。ディスプレイ右上のインカメラもまったく目立たず、画面への没入感はかなり高いと感じました。動作もサクサクと快適で、実際に使ってみてあれこれ試したくなる1台です。発売は両機種ともに5/23を予定。
「Xperia 1」は、世界初の4Kディスプレイ搭載モデル。縦長の「シネマワイドディスプレイ」はアスペクト比21:9で、動画視聴やゲームをプレイする際に高い没入感が得られるデザインになっています。
カメラは標準+望遠+超広角(いずれも約1220万画素)のトリプルレンズ。瞳を検出する「瞳AF(オートフォーカス」」機能に対応。ソニーのデジタル一眼カメラの最新技術が生かされています。6月中旬発売予定。
ここまで縦長のスマホを触ったことはなく、今までにない感覚でした。ただ、幅がスリムなので、予想していたよりも持ちやすかったのが印象的。6月中旬発売予定です。
さらに「AQUOS R3」も発表されました。新開発の「Pro IGZOディスプレイ」を搭載し、約10億色を表示できるようになり(前モデルR2は1677万色)、さらにシリーズ最高解像度を実現。色彩表現が大幅に向上しました。明るい屋外でもはっきり見える「アウトドアビュー」機能も搭載しています。
カメラは搭載するAIが進化。動画撮影時に見どころとなるシーンをAIが判別・抽出し、約15秒間のハイライトムービーが作成される「AIライブストーリー」が特徴です。
撮った写真からアルバムを自動作成する機能はすでにありますが、動画のハイライトムービーを作成するというのは、新しさを感じます。10億色の色彩表現も体験してみたいところ。5月下旬発売予定です。
「Galaxy A30」「HUAWEI P30 lite premium」はコスパの高さが強み
ハイグレード・モデルに次いで発表されたのが、「Galaxy A30」「HUAWEI P30 lite premium」の「コストパフォーマンス・モデル」2機種。
「Galaxy A30」は、約6.4インチの有機ELディスプレイに、デュアルカメラ(約1300万画素+約500万画素)を搭載しながら、価格は4万円台というコスパに優れたモデル。バッテリーも3900mAhと大容量で、電池持ちは約120時間とのこと。
他には、顔認証・指紋認証の両方に対応し、IPX5/8の防水・防塵性能も備えています。FeliCaにも対応するのもうれしいポイントです。
背面や側面の質感は良く、動作も快適。ダブルレンズ、大容量バッテリー搭載と、突出した特徴はないが全方位に優れたスタンダードモデル、といった印象です。スマホ選びに迷ったら、Galaxy A30で間違いないかも。5月下旬発売予定。
「HUAWEI P30 lite premium」は、広角(約2400万画素)+超広角(約800万画素)+深度測定用(約200万画素)のトリプルレンズを搭載。さらにAIが22種類のシーンを自動で認識(インカメラは8種類)。最適な設定で簡単に撮影できます。auでは、ストレージ容量が通常モデル(64GB)より大きい128GBで販売されます。
3つのレンズのうち1つが深度測定用なので、ハイエンドのトリプルレンズと比較するとスペックに差があります。しかし、ミドルレンジのスマホながら、超広角で撮れるのは魅力的です。カメラにこだわりたいなら試してみる価値はあるはず。発売は5月下旬を予定しています。
超アウトドアなスマホ「TORQUE G04」
ユーザーのニーズに応える「セグメント・モデル」として発表されたのが、「TORQUE G04」。海、山、その他の特殊環境下で使用されることを念頭に京セラが開発した超アウトドアスマホ。アメリカ国防総省が制定する調達規格に加えて、京セラ独自の試験を含む計27項目をクリアしており、そのタフさは折り紙付き。
また、約5.0インチのフルHDディスプレイと、最大約2400万画素のデュアルカメラを搭載するなどタフさだけでない点も魅力。カメラは背景をぼかした写真が撮れ、撮影後にぼけ具合を調整することもできます。
持ってみると見た目ほどゴツくなく、重さもそれほど感じず。普通のスマホにカバーをつけたときとそれほど変わらない印象。カメラも感度が向上したことで、海や洞窟の中などでも明るくきれいな写真が撮れそうです。8月下旬発売予定。
ラインナップで気になったのは、「Galaxy S10/S10+」。個人的には、どのハイエンドモデルよりも使い勝手がよさそうな予感がしました。また、「TORQUE G40」も男子のアウトドア向けながらディスプレイやカメラの性能も悪くなく、物欲を刺激される1台です。