6月にドコモ・au・ソフトバンク各社の「分離プラン」が出揃い、料金プランの仕組みが大きく変わりました。子どももスマホを持つようになると、通信費の負担は大きいため、無駄のないおトクなプランを選びたい。今回は、各社の「分離プラン」の特徴と、賢いプラン選択のポイントを紹介!
私が解説します!
「ギガライト」か「ギガホ」を選ぶだけ!
「ギガホ」は30GBを超えても通信制限がゆるめ
ドコモの分離プランは、「ギガライト」と「ギガホ」の2種類。どちらも音声定額はオプションとして選択する形になり、また家族でデータ容量を分け合うシェアパックもなくなったため、「ギガライト」か「ギガホ」を選ぶだけというシンプルな構成となっています。
「ギガライト」は、1GBから7GBまでの変動制プラン。月に7GBを超えると、最大128kbpsの通信制限が課せられます。
対して「ギガホ」は、30GBまでの使いきりプラン。30GBを超えても最大1Mbpsで通信できるのが特徴です。また「ギガホ」加入後6か月間は1000円引きとなり、「ギガライト(7GB)」と同じ5980円で利用できます。
「ファミリー割引」のグループ内なら、2人で500円、3人以上で1人あたり1000円が割引される「みんなドコモ割」が適用されます。また、端末を3分の2の価格で購入できる「スマホおかえしプログラム」も魅力。2年後までの間に使用していた端末を返却し、機種変更すれば、36回払いのうち12回分の分割金の支払いが免除されます(ドコモを解約済みの端末も対象)。
【ここまでのまとめ】
●動画もネットもたっぷり楽しみたいなら → 【ギガホ】
「ギガホ」は30GBまでの使いきりプラン
動画やSNSなど、ネットをたっぷり楽しみたいなら、「ギガホ」がおすすめです。SNSのデータ消費がゼロになるといったオプションはありませんが、30GBを超えた場合でも最大1Mbpsで通信できるため、SNSの利用やウェブ検索ならストレスなく相応に楽しめるでしょう。30GBも使わないという人でも、毎月の使用量が7GBを超えるようなら「ギガホ」を選んだほうがおトクです。
●ネットはそこそこ。料金を安く抑えたいなら → 【ギガライト】
「ギガライト」は7GBまでの変動制プラン
「ギガライト」は1〜7GBの間で、使用量に応じて料金が変わるプランです。ネットはほどほどという人は、「ギガライト」を選んだほうがおトク。また、ネットはよく使うが、Wi-Fi環境が整っている自宅や職場での利用が主であれば、「ギガライト」を選択して料金をぐっと抑えられます。さらに「みんなドコモ割」を適用すれば、かなりおトクに使えるはずです。
賢いプラン選択のポイント
1 「みんなドコモ割」で毎月最大1000円引き
家族3人以上で、1人あたり毎月1000円が割引に。三親等以内で、同居・別居を問わず、離れて暮らす両親や兄弟姉妹、子ども夫婦にも適用されます。「ファミリー割引」への申し込みが必要。
2 「ギガホ」申し込みで6か月間は毎月1000円引き
「ギガホ」を契約した場合、初回適用月から6か月間は1000円が割引され、「ギガライト(7GB)」と同じ5980円に。なお適用は2019年9月30日までに「ギガホ」を契約した場合に限ります。
3 ハイエンドモデルを購入する場合は「スマホおかえしプログラム」がおトク
「スマホおかえしプログラム」は、端末代金を分割払いする際、36回払いのうち24回払い(2年)が終了した時点で機種変更すれば、残りの12回分の代金の支払いが不要になるサービス。対象機種はハイエンドモデルに限られますが、本来の端末価格の3分の2の価格で購入できるのでおトクです。
料金シミュレーション
選んだ端末 >> arrows Be3
基本使用料 | ギガホ割 (2019年9月30日までに契約) | みんなドコモ割 | 端末代金 | 月々の合計 | |
父(45歳) | ギガライト(5GB) 4980円 | - | ▲1000円 | 850円 (分割払い・36回) | 4830円 |
母(45歳) | ギガライト(3GB) 3980円 | - | ▲1000円 | 3830円 | |
息子(17歳) | ギガホ(30GB) 6980円 | 申し込みから6か月間のみ ▲1000円 | ▲1000円 | 5830円 (7か月目以降は6830円) | |
娘(14歳) | ギガライト(7GB) 5980円 | - | ▲1000円 | 5830円 |
総額 2万320円
息子は大容量使いきりプランの「ギガホ」ですが、最初の6か月間は7GBの娘と同じ金額に。「みんなドコモ割」を活用した計4000円の割引もうれしい。
●価格はすべて税抜
ではここから、プラン選びにも直結してくるドコモのAndroidスマホを紹介していきましょう。
【その1】ミドルハイクラスのCPUで軽快に使えるコンパクトモデル
ソニーモバイル
Xperia Ace
実売価格4万8600円(税込)
ディスプレイは約5.0インチとコンパクトながら、ミドルハイクラスのCPUを搭載するため各種操作を軽快に行えます。約1200万画素のシングルレンズと、光学式と電子式を組み合わせた手ブレ補整機能を搭載し、夜景もきれいに撮影可能です。
SPEC●画面サイズ:約5.0インチ(2160×1080ドット)●プロセッサー:Qualcomm Snapdragon 630●RAM:4GB●ROM:64GB●アウトカメラ:約1200万画素●インカメラ:約800万画素●サイズ/質量:約W67×H140×D9.3mm/約154g
【ポイント01】夜景を美しく撮れる
【ポイント02】片手でラクラク操作
【こんな人におすすめ!】コンパクトさと高性能カメラを求める人に
大画面スマホは両手で操作することも多いですが、このサイズなら片手で楽に操作でき、持ち替えたり位置を変えたりといったストレスなく使えます。夜景をきれいに撮れるカメラも◎。「スマホはコンパクトなほうが好みだが、カメラの性能も捨てがたい」という人におすすめ!
【その2】片手操作が快適に行える一台は防水・防塵仕様でタフネスさも魅力
富士通
arrows Be3
実売価格3万3048円(税込)
指紋センサーに触れ続けて画面表示の拡大やスクロールができる「Exlider」機能が特徴。また、MIL規格をクリアしており、防水(IPX5/8)・防塵(IP6X)はもちろん、画面も割れにくく、高い耐久性を備えています。
SPEC●画面サイズ:約5.6インチ(2220×1080)●プロセッサー:Qualcomm Snapdragon 450●RAM:3GB●ROM:32GB●アウトカメラ:約1220万画素●インカメラ:約810万画素●サイズ/質量:約W70×H147×D8.9mm/約145g
【ポイント01】指紋センサーで拡大表示
【ポイント02】伸縮可能なアンテナ搭載
【こんな人におすすめ!】操作性とタフネスさを求める人に
「Exlider」は、「スマホの画面はある程度大きいほうがいいけれど、片手で操作したい」という相反する要望に応える便利機能。また、防水・防塵性能を備え、落下衝撃にも強いタフさも魅力。長く使い続けたい人におすすめ!
【その3】21:9のワイド画面で迫力の映像表現が楽しめる!
【ドコモ】 【au】 【ソフトバンク】
ソニーモバイル
Xperia 1
実売価格(税込):10万3032円(ドコモ)/10万9080円(au)/13万6320円(ソフトバンク)
世界初の4K有機ELディスプレイ採用スマホ。アスペクト比は21:9と縦長で、横向き時には画面いっぱいに動画視聴が楽しめます。カメラは標準・望遠・超広角のトリプルレンズを搭載。瞳を検出してピントを合わせる「瞳AF」に対応します。
【その4】約10億色を表現できる大画面ディスプレイが魅力!
【ドコモ】 【au】 【ソフトバンク】
シャープ
AQUOS R3
実売価格(税込):8万9424円(ドコモ)/9万6120円(au)/11万3760円(ソフトバンク)
「Pro IGZO Display」を搭載し、Quad HD+シリーズ最高解像度、約6.2インチの最大サイズを実現しました。AIが進化したカメラは、動画撮影時に見どころのシーンを抽出し、ダイジェストムービーを作る「AIライブストーリー」機能を搭載します。
【その5】ノッチレスのディスプレイは映像への没入感が別格!
【ドコモ】 【au】
サムスン
Galaxy S10
実売価格(税込):8万9424円(ドコモ)/9万8760円(au)
約6.1インチの有機ELディスプレイは、インカメラを画面内に収めたノッチのないデザインが特徴的。また、超音波による指紋認証センサーをディスプレイに内蔵します。カメラは望遠・広角・超広角のトリプルレンズを搭載します。
【その6】圧倒的な高性能を誇るLeicaのカメラを搭載
【ドコモ】
ファーウェイ
HUAWEI P30 Pro
実売価格8万9424円(税込)
2019年9月発売予定(予約受付中)
最大の特徴はLeicaクアッドカメラ。望遠・広角・超広角・深度測定用のカメラを搭載し、最大で50倍ズームが可能です。本体は両面ともガラス加工がされ、バッテリーは約4100mAhと大容量。
●料金は税抜です。税込の金額は各社のホームページ等でご確認ください
●3キャリアの「分離プラン」の料金は、すべて2年定期契約適用時の金額です
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