ゲーム好きな皆さん、9月20日から「Apple Arcade」が提供開始となります。月額600円のサブスクリプションで、App Storeの「Arcade」タブにある100以上のタイトルが遊び放題です!
【参考記事】
リリースに先んじて、実際にいくつかのタイトルを遊ばせていただきました。本稿では筆者が特に気になったタイトルを5つ紹介したいと思います。
【1】まずは王道の謎解きRPG「Oceanhorn 2 : Knights of the Lost Realm」
こってりと王道のアクションRPGを遊びたい人にオススメなのが、「Oceanhorn 2 : Knights of the Lost Realm」。フィンランドのデベロッパー「Cornfox&Bros」が開発したアクションゲームで、実は1作目の「オーシャンホーン」はすでにApp Storeにて960円で提供されています。本作はその続編に当たり、舞台設定は第1作の1000年前になるとのこと。
唐突にファンタジックな世界に入り込み、仕掛けられた数々の謎を解いていく――。某日本ゲームに大きく影響をうけたであろうお馴染み展開にワクワク。前作のファンはもちろん、まだプレイしていない人も、まずはここから挑戦することで、“スマホゲーム”の印象が変わるはず。
【2】じっくり迷宮を攻略しよう「Shinsekai Into the Depths」
続いて、「Shinsekai Into the Depths」。カプコンが開発する新規IPで、荒廃した世界に残された生存者が美しい海中を探索していくゲームです。本作は海の中なので、(たぶん)ヘリは墜落しないだろうけど、迷宮の謎解きやたまに出てくる巨大なクリーチャーとの遭遇は、ゲーム好きならワクワクするはず。
とはいえ、ショッキングな描写などはないので、家族で遊んでも安心。アートディレクターは人形劇やクレイアニメからインスピレーションを受けたといい、文字で書き込まれたストーリーを読むような感じではなく、淡々と美しい世界が続きます。音もわざわざ水中で録音したものを使っているなど、細部のこだわりが半端ではありません。コンソールゲーム並みのオープニングから始まり、プレイ時間は6~8時間もあるというボリューム感も◎。
名無しの主人公は、ボンベの残量を意識しながら迷路を攻略していきます。残量を消費しながらジェット噴射で浮遊したり、見つけたアイテムを駆使したり、水中銃のような武器で戦闘したり――。ふわっと浮かぶ操作感は、結構難易度が高そうでしたので、ゲーム好きにはぜひチャレンジして欲しいところ。
【3】アーケード時代に思いを馳せて「Frogger in Toy Town」
コナミの「Frogger in Toy Town」は、40年前のアーケードゲーム「フロッガー」のリメイク版。基本的なルールは共通していますが、フル3Dのビジュアルを採用したことで全く違った作品になっています。スマホ世代なら「クロッシーロード」の元祖と言えば伝わりやすいかもしれません。
カエルを操ってゴールを目指すのですが、3回障害物に当たるとゲームオーバー。道を横切るおもちゃの車や、数々の障害物を乗り越えていきましょう。タップで前に進み、スワイプで動き回ります。また、時には爆弾を駆使して障害物を崩すことも。ステージごとに進行方向が変わるため、縦画面・横画面を切り替えてみやすいポジションで操作するのがコツです。
高度な物理計算によって複雑な動きが連動している様子はすごかったです。例えば、障害物であるおもちゃの車両を止めてしまうと、後ろの車がつぎつぎに追突して渋滞するとか。カエルがポールをよじ登る絵も綺麗でした。
【4】淡々とパズルで癒されたいなら「チューチューロケット!ユニバース」
「チューチューロケット!ユニバース」は、ドリームキャスト世代にはたまらないSEGAの一作。2011年にはiOS向けアプリも一度提供されていましたが、改めてArcade向けのリメイク版が登場。とある惑星からネズミ(チューチュー)を脱出させようというパズルゲームです。
盤上にある矢印を操作して、盤上のチューチューを移動させます。うまくゴールにたどり着かせたらそのステージはクリア。猫さん(カプカプ)に食べられちゃうので、避けるにはどうするか、創意工夫を凝らしましょう。
本作は3Dの立体的な描写が特徴的。ステージ自体が平面とは限らないので、様々な角度から盤の目を確認して、手順を構築させなくてはいけません。王道なパズルを淡々を楽しみたいかたにオススメ。
【5】スマホならではのARに挑戦する「Spek」
ARを活用したゲームはないのかなぁ、と思っていたらありました。二人組のディベロッパーチーム「RAC7」が開発した図形を用いたパズルゲーム「Spek」です。規定のルート上を移動する光の点をうまく誘導して、ドットを全て回収するというルール。ルートが途切れていたりするので、視点によってこれをうまく変化させるというパズルです。
ARモードでは、表示されるドットとルートが空間上に固定表示され、まるで星座を確認するかのごとく、端末の角度を変えながら課題に挑みます。向きや高さを微調整することで、ルートの見え方がダイナミックに変化するので、やりごたえはかなり感じました。
ちなみに、コントローラー対応は説明画面でわかる
さて、こうしたゲームアプリの一部は、iPhoneやiPadの画面タッチ以外にも、一部のゲームコントローラーをペアリングして操作することが可能です。アプリ紹介のページには、アイコンで対応状況が表示されるので、もしお手持ちの対応コントローラーを活用してみたい場合には、こちらをチェックするようにしてください。
本稿では、筆者の独断と偏見で5つのアプリをピックアップしましたが、先述の通りArcadeタブには100タイトル以上のゲームアプリが用意されています。Apple Arcadeには、1か月間の無料トライアル期間も設けられていますので、まずは隠れた名作を探して、気になるタイトルにどんどん挑戦してみてはいかがでしょうか。