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2019/12/9 19:20

シャオミの日本参入スマホ「Mi Note 10」レビュー! 1億画素の5眼カメラ、5万2800円の実力は?

12月9日からついに日本市場へ参入するシャオミ(Xiaomi)。同社のスマートフォン「Mi Note 10」は、5つの背面カメラを搭載し、メインカメラは1億画素を超えるという注目のモデルです。本稿では、同機を使用した印象についてお届けします。

 

シャオミは2010年に創立し、スマートフォンの販売は2011年から開始しました。2018年の時点で、スマートフォンの出荷台数は世界4位を誇ります。Mi Note 10は、19年11月にグローバル向けに発表されたスマートフォンです。

↑シャオミ「Mi Note 10」

 

6.47型でも片手操作は問題なし

画面サイズは6.47型。筐体サイズはW74.2 × H157.8 × D9.67mmで、重さは208gあります。「iPhone 11 Pro Max」の幅がちょっとスリムになったくらいのサイズ感で、筆者の手では親指が画面の反対側までギリギリ届きます。

 

形状は、背面・前面共に左右端がカーブを描いているのが特徴。人によって好みが分かれるかもしれませんが、画面表示が広く見え、グリップする指も滑らかに側面に到達するデザインです。

↑筆者の手で持ったサイズ感はこのくらい。指を伸ばしたときに、付け根がディスプレイに当たっても誤動作しないなど、操作感はバッチリだった

 

↑上側面。前面、背面ともに緩やかなカーブを描いているのがわかる

 

↑右側面には音量上下・電源キーとSIMカードスロット

 

↑左側面はシンプル。真横から見るとカメラの突出部が目立つ

 

↑下側面にはUSB Type-Cコネクタと3.5mmヘッドフォンジャック、スピーカー

 

ディスプレイの中央下部には指紋センサーが内蔵されています。指紋を登録しておけば、スリープした状態でも、指紋認証によって素早くロックを解除可能。認証速度は十分に速いので、数日使用してみた上でストレスはほぼありませんでした。端末を持ち上げると白い指紋のアイコンが表示されるので、場所がわからなくなるという心配もご無用。

↑画面が光っている部分に指紋センサー

 

「片手操作モード」も用意されており、画面上端や反対側面に指が届かない時に活用できます。設定から片手操作モードをオンにしておけば、ナビゲーションバーを左右にスワイプすることで、切り替え可能。

↑片手モードで縮小する画面は、3.5/4/4.5インチの3サイズで選択可能

 

また、エッジ部からショートカット機能を割り当てたボタンを表示できる「クイックボール」機能も備わっています。通常ナビゲーションバーで行うような操作が、画面端で行えるため、片手操作時に持ち替えをせずに済みます。

↑クイックボール機能での操作

 

 

画面は綺麗だけど内蔵スピーカーはそれなり

6.47インチのディスプレイは、解像度フルHD+(2340 x 1080)で、画素密度は398ppi。輝度は600nit、コントラスト比400000:1、DCI-P3準拠というビューワーとして優秀な仕様です。表面にはCorning社のGorilla Glass 5が使われており、耐傷性も安心。

↑ディスプレイは広くて綺麗。撮影した写真や動画を確認するには十分だ

 

ディスプレイ上部には、水滴型のノッチがあります。なお、設定からノッチを隠すモードを2種類選択でき、好みに応じてカスタイマイズ可能。

↑「ステータスバーを動かさずにノッチを隠す」を選ぶとノッチが目立たなくなる

 

CPUには、Snapdragon 730G(オクタコア、最大2.2GHz)を搭載。RAMは6GB、ROMは128GBを備えます。AnTuTu Benchmarkでのスコアは245423で、処理性能の高さをウリにしたハイエンドモデルと比較するとやや劣る数値ですが、それでも十分に高性能と言える部類でしょう。なお、動画撮影やゲームなどを長時間利用している際には端末が多少ほかほかしてくることはありましたが、筆者としては気になるほどではありませんでした。

↑試しに「PUBG Mobile」をインストールしてみたところ、HD画質で快適にプレイできた。ちなみに、ゲームアプリに関しては、「設定」>「特別な機能」>「ブースター設定」で快適にプレイできるように設定のカスタマイズが可能。左上にうっすら見える縦線からGAME TURBO機能の画面を表示すると、画面上部にメニューが表示される

 

↑これを使えば、例えばゲームをオフにせずに、攻略サイトを検索したりできる(ただし、画面の一部は隠れてしまうので難易度は高い……)

 

内蔵スピーカーのサウンドに関しては、底面左下から音が出るので、偏りを感じます。ステレオサウンドでゲームや動画を楽しむにはイヤホンが必須でしょう。なお、イヤホン使用時には、ノイズやひずみを低減する「Hi-Fiオーディオ」に対応。イコライザー機能も活用できるので、こだわる人は活用したいところ。

 

5眼カメラの実力はいかに

背面カメラの仕様は下記の通り(※グローバル版の仕様を参照)。

 

  • メインカメラ(1億800万画素):Samsung HMX, 0.8 μm, 1/1.33″, f/1.69 aperture, FOV 82°, 1.4μm 4-in-1 Super Pixel, OIS
  • ポートレートカメラ(1200万画素):1.4 μm, ƒ/2.0, 2x optical zoom
  • 超広角カメラ(画角117度、2000万画素):1.12 μm, 1/3″ sensor, f/2.2 aperture, AF, 5 piece lens
  • 望遠カメラ(10倍ハイブリッドズーム、500万画素):10x hybrid zoom, 50x digital zoom, ƒ/2.0, OIS
  • マクロカメラ(200万画素):1.75 μm pixel size, AF
↑左から順にマクロ、超広角、メイン、ポートレート、望遠

 

2眼をデュアル、3眼をトリプルと呼ぶなら、5眼の同機は「クインティプルカメラ」ですかね? これだけ多彩なカメラがあれば、冗談抜きでコンデジ要らずになりそうです。ただし、メイン・ポートレート・望遠の3つは、カメラ部分が構造的に飛び出ているので不用意に机に置けませんね。保護ケースの装着は必須だと思います。

 

メインカメラは1億800万画素という高解像度で撮影できます。撮影モードには、通常撮影のほかに「108MP」というモードが用意されているので、こちらを選択。108MPで撮影したからめちゃめちゃ綺麗な画像になるというわけではありません。大きなモニターや印刷を想定しなければ、そこまで差はない印象です。また、暗所では通常撮影より少し暗い印象になりました。

 

高解像度画像のため、そのままアップロードを行うと12MB以上あるので、扱いづらさもあります。なので、現実的には撮影後の画像をトリミング&加工して使用するような用途に適しているのではないでしょうか。

↑108MPで撮影した左の写真(リサイズ済)を表示しておいて、一部を拡大してスクリーンショットしたのが右の写真。こういった使い方には適しているだろう

 

ポートレートモードでの撮影はもはやお馴染みですね。被写体の背景をぼかす機能です。ストローが刺さったドリンクを撮影してみましたが、境界の認識は結構よくできていると思います。ボケの加工そのものも優しい雰囲気です。

↑ポートレート撮影の背景のボケ方は自然。ストローの輪郭は微妙に甘いところもあるが十分に及第点だろう

 

超広角カメラは117度で、ハイエンドのライバル機種(120度以上)と比べると少しだけ画角が狭いですが、そこまで気になる差ではありません。室内の様子や景色を広く写すのに最適です。カメラアプリのUI上では、ズームアウトの「0.6x」が一番画角を広げた状態になります。

↑超広角カメラを使った0.6xでの作例。広角撮影はいろんなシーンで活躍するので、楽しい

 

望遠に関しては、カメラアプリのUI上では2xと5xがあります。5倍を選択しても、ノイズがない状態で撮影できる機種はまだまだ限られているので、貴重な存在です。一応、MAXで50倍まで撮影できますが、倍率を上げるとノイズが目立ちます。ノイズの少ない実用的な写真が撮影できるのは5〜10xが限度と覚えておきましょう。

↑Mi Note 10での望遠撮影を倍率ごとに比較

 

マクロ撮影は、カメラUIの0.6xの左にある花のマークをタップすると切り替えられます。被写体まで数センチの距離から撮影可能。5xの望遠レンズを使えば、通常の距離感からでもアップで撮影することには困らないので、使い道は限られるかもしれませんが、独特のシズル感を出しやすいので、食べ物や植物の撮影では活躍しそうです。

↑マクロカメラで撮影するとたっぷりシズル感が出る

 

定番の夜景撮影モードも用意されています。通常撮影でも自動で明るく撮れてしまうのですが、夜景モードでは明るく夜景を取りつつ、白飛びしがちなハイライトを抑えられるのが特徴です。撮影時は数秒のホールドが必要になります。

↑通常撮影(左)でも自動で明るく撮れるが、夜景モード(右)の作例と比較するとハイライトの強い部分が目立った。どちらも三脚は不要

 

とまぁ、いろいろ斬新な撮影ができて感動するのですが、筆者が一番面白いなと思ったのは、「Vlog」撮影機能です。一応説明しておくと、vlogとは、video + blogを意味する造語で、ビデオで撮影す日記のようなもの。近年では世界的なトレンドになっています。

 

このVlog機能を活用すると、従来だったら編集アプリを活用しなくてはならないようなエフェクトやトランジションを撮影しながら適用できちゃいます。

 

家にあった柑橘類をなんとなく撮っただけで、こんな感じに↓(動画13.8MB:再生までちょっと時間かかります)

エフェクトとトランジションの編集って意外と面倒なので、初心者にとっては結構便利な機能かな、と感じました。ちなみに横向きでしか撮影できません。ちなみに、ビデオモードとは別に「ショートビデオ」モードというものも用意されており、こちらでは15秒動画を撮影できます。こちらは再生速度を変えたり、フィルターやスタンプを活用したりできるのが特徴です。

なお、動画撮影に関して、画質やフレームレートの対応は下記の通り。
  • 4K :30fps
  • 1080P :60fps / 30fps
  • 720P :30fps
  • 1080P スローモーション:120fps / 240fps
  • 720P スローモーション: 120fps / 240fps / 960fps

 

ユニークな機能にも注目

OSに関して、Xiaomi端末ではAndroidをカスタマイズした「MIUI」が搭載されています。筆者は「ポコッ」と鳴る通知の音が可愛らしくて気に入りました。さて、覚えておきたい独自機能は下記の2つ。

 

1つ目は、「セカンド・スペース」機能です。PCで言うところユーザーを切り替えるようなもので、セカンド・スペースとして登録したパスコードや指紋によって、通常のスペースとは切り離された2つ目のホーム画面へとログインできます。例えば、セカンド・スペースに入って撮影した写真や、インストールしたアプリなどは、通常時には表示されません。筆者は仕事で資料用の写真やスクリーンショットを大量に撮影するので、ビジネスとプライベートシーンで分けて使えたら便利だな、と感じました。

↑特定の指で指紋認証をすると、ビジネス用にカスタマイズしたスマートフォンの画面が起動する。例えば、右手の人差し指で認証するといつもの画面が、左手の人差し指で認証するとセカンドスペースが開く。「設定」>「特別な機能」>「セカンド・スペース」から設定する

 

2つ目は「デュアルアプリ」機能。一部の海外メーカー製のスマホではもはやお馴染みの機能(ツインアプリと呼ばれることも)なので、ご存知の方も多いとは思いますが、FacebookやLINEなどのアプリアイコンを2つ用意でき、それぞれ異なるアカウントでログインしておけるというものです。ちなみに、先ほどのセカンドスペースを活用すれば、4つのアイコンを用意できることに。

↑デュアルアプリ機能で2つ目のFacebookアイコンを作成した

このほかにも、赤外線によるリモコン操作や、FMラジオ視聴に対応していることも特徴ですが、どちらも日本向けではなさそうでしたので、「一応付いている」くらいの認識で良いかもしれません。

 

いろいろと紹介しましたが、これだけの機能を備えながら、税別で5万2800円(Proは6万4800円)!! 今回試した上で、内蔵スピーカーの性能や防水・防塵に非対応な点には注意が必要ですが、 税込で6万円を下回るので、カメラ&ディスプレイを重視する人にとってはかなりお得だと思いました。ハイエンドのカメラスマホを魅力的と思いつつ、価格を理由に手が出せなかった人も、今回は挑戦しやすいのではないでしょうか。Mi Note 10が12月9日に予約注文、Mi Note 10 Proが12月23日に予約注文をスタートします。

 

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