デジタル
2016/8/11 21:00

【ここだけ1998年】アップル伝説のはじまり!? 突如表れたポップなパソコン「iMac」の詳細に迫る

「懐かしデジモノ」を紹介するコーナー。今回は18年前に登場したApple Computerの「iMac」を紹介します。それまでグレーやベージュといった無味乾燥な色味ばかりだったパソコン界に、突如ポップなスケルトン配色で登場した新生「マッキントッシュ」。ここでは、1998年当時の目線で商品を紐解いていきます。

 

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遊び心でコンピューターの可能性を広げる新生「マッキントッシュ」のニューモデル

マッキントッシュは、かねてより初心者にわかりやすいことで評判だった。現在のウインドウズのインターフェイスも、マックを参考にしたといわれるほどである。使ってみるとわかる操作性の良さと、他に類のないデザイン。マックの最大の長所を詰め込んだiMacは、パソコンライフを楽しくさせてくれるマシンなのだ。

 

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Apple Computer

iMac

実勢価格:17万8000円

 

■これが大ヒットの理由だ!!

①デザイン性の高いマシン

iMacなら、自分の部屋のインテリアの中にも違和感なくとけこむ。仕事をするパソコンではなく、遊ぶパソコンとして使いたい。

②わかりやすいグラフィカルなOS

例えばCDを挿入すると、デスクトップにそのアイコンが現れる、どこをクリックすればいいのか悩む必要がない。

③遊び心を忘れない

かわいいアイコンやさまざまなサウンドを内蔵し、カスタマイズの楽しさを持っている。これまでのパソコンを越えた愛着を持つことも出来た。

 

■使いやすさ十分のMac OS8.5の注目ポイント!

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iMacに搭載されている「Mac OS8.5」は、情報検索機能、高速化、快適性を重視。アプリケーション切替、スマートスクロールなど、細部への使い勝手も追求されている。

 

アイコン操作の良さがマックの特徴。ボタン表示にすれば、ワンクリックでファイルを開くことが出来る。

 

iMacを買ったその日から、インターネットへの接続が可能。プロバイダ契約もオンラインで簡単に出来る。

 

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警告のサウンドも自在にカスタマイズ可能。アヒルの鳴き声、水滴の落ちる音など、たとえ警告音が鳴っても、どこか和めるのもいい。

 

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アイコンを色分け出来るのも便利。内容ごとに色をつけてソートすることも可能なので、格段のファイル管理がしやすくなるのだ。

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それまでの検索機能はファイル名から該当するものを探すシステムだったが、iMacには新登場の「Shaelock」を搭載。ファイルの中身まで判別して探し出すので、情報管理がより便利に。

 

 

■こんなにかわいいiMac

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iMacは、360度から眺められることを計算してデザインされている。正面はもちろん、サイドでも愛郷がある。この丸いフォルムが普通のパソコンの冷たさを感じさせないのだ。

 

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後ろ姿もこんなにかわいい。普段は見ることのないこんな場所にも、リンゴのマークが付いている。また中央には持ち運びしやすいよう、取っ手が装着されている。

 

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マウス、キーボードお半透明素材を採用。マウスのボールが2色になっていて、回ると綺麗に見えるという芸の細かさも。

 

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普段は人目に付けたくない存在の電源コードも、こんなにカラフルならば、インテリアになる。

 

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USBケーブルやモジュラーコードを差し込む部分にフタが付いており、スッキリと収納出来る。

 

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iMac本体にFDDはついてないが、大容量のスーパーディスクドライブが発売されている。従来のフロッピーディスクも使用することが可能。「スーパーディスクドライブ」3万3800円(松下寿電子工業)

 

■マッキントッシュが歩んできた系譜とこれから

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記念すべきディスプレイ一体型のファーストマック「Macintoshi 128K」(1984年発売)。それまでのパソコンの概念を変えた存在。シンプルながら完成されたデザインには、いまなお感心させられる。

 

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ピザボックスのようなデザインが話題になった「LC」(1990年発売)。分離型1号機は、すでに’87年に登場していたが、高額過ぎた。LCは普及モデル初の分離型で、薄いボディが親しまれた人気機種。

 

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カラー化でデザインも変貌した「Color Classic Ⅱ」(1993年発売)。この前に出たモノクロクラシックで、マックはかなり身近となった。パソコン全体も高性能化が進み、一体型マックもいよいよカラーモデルに。

 

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賛否両論ながら大いに売れた「Perfoma 575」(1994年発売)。初心者向け一体型マックとして、iMacに通ずるコンセプトを持つパフォーマシリーズ。頭でっかちに見えるボディスタイルは「狛犬」と呼ばれ、発売当時は賛否両論を呼んだ。

 

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最新CPUのハイクオリティマシン「Power Macintosh G3 DT 266MHz」(1994年発売)。パワーマックの登場で、マックの性能は大幅に進化した。このG3シリーズは、その流れを組んだマシンで、性能の割に低価格なのが魅力だった。

 

iMac以降、最大の注目は、1999年前半に予定しているポータブルの登場。マックのノート型であるパワーブックは、実に高価で高性能。そして形も大きい。しかし、今度のノート型ポータブルは、コンシューマー(一般消費者)向けで低価格という。iMacの直後だけに、そのデザインなどが早くも話題になっている。とはいえ、現状では予想のみ。アップルからの正式発表がない現在では、ボディ形状すらもわからない。小型ノートが出るというウワサもあり、モバイルを目指すユーザーが首を長くして待っているのだ。