ファーウェイ・ジャパンは4月20日、ウェアラブルデバイスやタブレットの新製品を発表しました。4月14日には発表に先駆けてメディア向けの製品説明会が開催され、いち早く製品に触れることもできたので、ファーストインプレッションも交えて紹介しましょう。
今回発表されたのは下記の5モデル。
・HUAWEI Free Buds 4i(ワイヤレスイヤホン)
・HUAWEI Band 6(スマートバンド)
・HUAWEI WATCH FIT Elegant Edition(スマートウォッチ)
・HUAWEI MatePad T10s(タブレット)
・HUAWEI MatePad T10(タブレット)
さらに、発売中のタブレット「HUAWEI MatePad」に、Wi-Fi 6対応の64GBモデルが追加されることも発表されました。では、それぞれの特徴を紹介していきます。
ノイズキャンリングを搭載「HUAWEI Free Buds 4i」
ファーウェイは「FreeBuds Pro」「FreeBuds」「FreeBuds i」という3つの完全ワイヤレスイヤホンをラインナップしています。4月20日から発売されるのは、最も安いFreeBuds iシリーズの最新モデル「HUAWEI FreeBuds 4i」で、発売予想価格は9680円。
耳にフィットするカナル型で10mmのダイナミックドライバーを搭載。FreeBuds iシリーズとしては初めてアクティブノイズキャンセングに対応しており、周囲の環境音を認識してノイズを低減し、通話時のノイズキャンセングも搭載します。もちろん、外部音取り込みモードに切り替えることも可能。
楕円形の充電ケースはコンパクトで手に馴染みやすく、約10分で約4時間分をチャージできる急速充電に対応。イヤホン本体のみで約10時間、ケースを含めて約22時間の連続再生を実現しています。
血中酸素レベルも測定できる「HUAWEI Band 6」
スマートバンドの最新モデル「HUAWEI Band 6」は、1.47インチの大画面ディスプレイを搭載し、スマートウォッチ並みに機能を強化されていました。24時間の心拍数モニタリング機能、睡眠やストレスのモニタリング機能に加えて、ニーズが高まっている血中酸素測定機能も搭載。24時間常時測定し、血中酸素レベルが低い場合に通知してくれる機能も備えています。発売予想価格は8580円。
96種類のワークアウトモードで運動量を記録でき、スマホと連携する音楽再生コントロール機能やカメラのリモートシャッター機能も搭載しています。
わずか約18gながら、通常使用で約2週間バッテリーが持つこともセールスポイント。24時間の心拍数モニタリングや睡眠モニタリングをオンにした場合でも10日間の連続使用を見込めるとのこと。しかも、5分で約2日分をチャージできる急速充電にも対応しています。
進化した「HUAWEI WATCH FIT Elegant Edition」
昨年10月に発売されたHUAWEI WATCH FIT(1万5180円)に、ボディとベルトのクオリティを向上させた「Elegant Edition」が追加されます。カラバリはフロスティホワイトとミッドナイトブラックの2色で、発売予想価格は1万9800円。
HUAWEI WATCH FITの通常モデルはカジュアルな印象ですが、Elegant Editionはケースに上質なガラスとステンレスを用いて、エレガントな仕上がり。ベルトには装着感がよいフッ素エラストマーを使用。通常モデルではアップデートによって追加された血中酸素レベル測定機能も最初から搭載されています。
子どもにも安心「HUAWEI MatePad T10s/T10」
タブレットは、コストパフォーマンスに優れたエントリーモデル「HUAWEI MatePad T」シリーズに、「HUAWEI MatePad T10s」「HUAWEI MatePad T10」の2モデルが追加されました。
MatePad T10sは約10.1インチ(1920×1200ドット)、MatePad T10は約9.7インチ(1280×800ドット)の大画面ディスプレイを搭載。多くの仕様は共通していますが、MatePad T10sのディスプレイは「HUAWEI ClariVu」という画像処理テクノロジーによる自動画質調整機能を搭載。さらに、音響メーカーであるハーマン カードンの監修によるサウンドチューニングが行われています。映像コンテンツを楽しみたい人にはMatePad T10sが有利でしょう。
どちらのモデルもキッズモードを搭載しているので、子どもに安心して使わせることもできます。
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どちらもWi-Fiモデルのみで4月23日発売。発売予想価格はHUAWEIMatePad T10sが2万7280円で、HUAWEI MatePad T10が2万3980円。
「HUAWEI MatePad」に64GBモデルが登場
発売中の「HUAWEI MatePad Wi-Fi 32GBモデル」は、CPUがKirin 810(最大2.27GHz)で、RAMは3GB、ROMは32GBという構成ですが、新たに登場する64GBモデルは、CPUがKirin 820(最大2.36GHz)で、RAMは4GB、ROMが64GBと、ワンランク上のスペックを搭載。22.5Wの急速充電に対応し、Wi-Fi 6に対応したことも差分です。4月23日発売で、発売予想価格は3万3800円です。
「HUAWEI AppGallery」のアップデートも発表
ファーウェイのスマホ・タブレットからアクセスできる「HUAWEI AppGallery」の最新情報も発表されました。世界に向けて提供を開始してから、まだ1年余りですが、2020年12月時点で、月間アクティブユーザーは5.3億人に達し、ダウンロード総数は年間で3844億回に達したとのこと。アプリ開発者の登録数は230万人で、数は公表されませんでしたが日本の開発者も増えているそうです。
説明会では、日本のユーザーに向けたアプリが3つ紹介されました。例えば、タクシー配車アプリ「DiDi」は、AppGalleryでの配信開始を記念して、1000円分のクーポンがプレゼントされるキャンペーンを実施。
無料のイラスト・マンガ作成用アプリ「MediBand Paint」は、HUAWEIタブレットをテーマにしたイラストコンテストが実施されます。
また、人気のニュースアプリ「ニュースダイジェスト」もAppGalleyに登場。マルチプライヤーに対応し、2画面分割で使う場合、ヘッドライン画面と記事画面を同時に表示することもできます。
今回発表された新製品にはスマホは含まれていませんでしたが、HUAWEI Free Buds 4iとHUAWEI Band 6は、スマホの機種を問わず、便利に使えるアイテム。HUAWEI MatePad T10s/T10はお手頃価格ながら、多目的に使えるスペックを備えています。スマートライフを充実させたい人は要チェックです。
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