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2020/9/27 21:00

期待の最新「HUAWEI WATCH」を使ってみた! 質感と機能性で満足度が高い「GT 2 Pro」と、想像以上にパワフルな「FIT」ともに好感触

ファーウェイがスマートウォッチ最新2モデルの日本発売を発表しました。2週間のロングバッテリーライフが魅力の「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」と、大きめで見やすい画面を搭載しつつ、リストバンド並みの軽さを実現した「HUAWEI WATCH FIT」です。市場想定価格は、HUAWEI WATCH GT 2 Proのクラシックモデルが3万5800円、スポーツモデルが3万1800円、HUAWEI WATCH FITは1万3800円。どちらも10月2日に発売されます。

 

↑ HUAWEI WATCH GT 2 Pro クラシックモデル

 

↑HUAWEI WATCH GT 2 Pro スポーツモデル
↑HUAWEI WATCH FIT

 

HUAWEI WATCHは従来からコスパの高さに定評がありますが、今回発表された両モデルは、それぞれ一般的なスマートウォッチとはひと味異なる便利な機能も備えています。実機をいち早く使える機会を得たので、筆者のファーストインプレッションも含めて、紹介したいと思います。

 

質感と機能がグレードアップした「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」

HUAWEI WATCH GT 2 Proは、従来のHUAWEI WATCH GTシリーズの正常進化形と言えるモデルです。通常使用で約2週間という電池持ちは健在。GPSを連続使用しても約30時間持つそうです。筆者は昨年12月に発売された「HUAWEI WATCH GT 2」を使っていますが、本当に2週間持ちます。

↑右手前がHUAWEI WATCH GT 2 Pro クラシックモデル。左がHUAWEI WATCH GT 2

 

進化のポイントはデザイン。フェイスにはサファイヤガラス、ボディにはチタン素材を用いて、高級腕時計さながらの質感を実現。さらに直接肌に当たるリアケースにはセラミックを用いて、装着感を向上させています。

↑ボディ素材にチタンを用いることで、質感が大きく向上

 

↑心拍センサーを搭載する裏側にセラミックを使用

 

クラシックモデルには本革のベルトを採用し、スポーツモデルのベルトには耐久性に優れ、手触りもいい「フルオロエラストマー」という素材が使われています。これはApple Watchのベルトにも採用されているものです。なお、クラシックモデルには、スポーツモデル用のベルトも同梱されているので、スポーツをする際に付け替えて使うことができます。

↑クラシックモデルが4000円高いが、汗に強いフルオロエラストマーベルトも付いているので、運動をする人にはお得

 

機能面では「スポーツモード」が進化。85種類以上のワークアウトモードを搭載し、そのうち17種類は本格的なデータ分析が行われる「プロスポーツモード」に対応しています。GT 2 Proでは、新たに「スキー」と「ゴルフ」のプロスポーツモードが追加されています。

↑新たに追加された「スキー」のプロスポーツモードの概要

 

↑「ゴルフ」のスイングを分析してくれる機能も追加された

 

さらに、ストレスや睡眠をモニタリングする機能もあり、自分の体調を可視化することができます。

↑睡眠をモニタリングした結果は、ウォッチでは睡眠時間だけを確認でき、スマホの「ヘルスケア」アプリで詳細な分析結果を確認できる

 

HUAWEI WATCH GT 2 ProはAndroid、iPhoneのどちらでもペアリングして使えますが、Androidなら「フェイスウォッチストア」から多彩な文字盤デザインをダウンロード可能。さらに、ファーウェイのスマホなら、お気に入りの画像を表示させてWATCHにかざすだけで、その画像をウォッチフェイスにできます。

↑多彩なデザインのウォッチフェイスをインストールできる

 

↑EMUI 10.1以上でNFCを搭載するファーウェイのスマホでは、スマホで撮った写真などを簡単にウォッチフェイスに設定可能

「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」のファーストインプレは?

現在、HUAWEI WATCH GTシリーズを使っている人は、おそらくデザインにもボディの素材にも満足していると思います。筆者も今使っているGT 2には、なんの不満もありません。ですが、GT 2 Proは、腕に巻いた瞬間に “いいモノ” ということがわかる仕上がり。レザーベルトはもちろん、フルオロエラストマーベルトでもビジネスシーンに合いそうです。

↑本革ベルトは肌に馴染む印象

 

↑内側はこんな感じ

 

あいにくゴルフやスキーのプロポーツモードは試していませんが、スポーツジムでは「屋内ランキング」「屋内ウォーキング」をよく使います。自分でオンにしなくても、走っていることを自動で認識して、トラッキングを開始しますか? といった通知が出るんです。ワークアウトの記録が更新された場合は、それを祝うような通知も出るので、モチベーションも向上します。

↑屋内ウォーキングのトラッキング画面。文字がくっきりと表示されるので見やすい

 

新機能で最も惹かれたのはワイヤレス充電。スマホと同じワイヤレス充電器が使えて、逆充電に対応しているスマホに載せてチャージすることもできます。出張や旅行の際に、充電器を持っていく必要がないのは便利ですね。

↑充電器は同梱されているが、ワイヤレス給電が可能なスマホに載せて充電することも可能。しかも結構スピーディーだった

フィットネス動画も見られる「HUAWEI WATCH FIT」

HUAWEI WATCHの新たなラインナップに加わった「HUAWEI WATCH FIT」は、ウォッチフェイスに1.64インチの縦長ディスプレイを搭載し、されどベルトを含む重さはわずか約34g。スマートウォッチとリストバンドの長所を合わせたような時計です。しかも、通常使用では電池は約10日間持つそうです。

↑1.64インチのウォッチフェイスはタッチ操作に対応

 

↑側面のボタンは1つだけ

 

↑同梱のケーブルを背面に取り付けて、USBで充電する仕様

 

ディスプレイは有機ELなので視認性は高く、周囲の環境に合わせて明るさを自動調整する機能も備えています。Androidスマホとペアリングする場合は、「フェイスウォッチストア」から多彩なウォッチフェイスをダウンロードして、カスタマイズすることもできます。

 

GT 2 Proと同じように85種類以上のワークアウトモードが用意されていて、11種類は本格的なデータ分析ができるプロスポーツモードに対応。さらに、GT 2 ProにはないFITだけの「フィットネスコース」がプリインされています。「腹筋の引き締め」「体幹のワークアウト」など短時間で行える12種類のエクサイズメニューから選ぶと、デモ動画が表示され、運動の仕方もわかる仕組みです。

↑フィットネストレーナーの3Dキャラクターが登場し、身体の動かし方をガイドしてくれる

 

ほかに、ストレスや睡眠もモニタリングでき、女性向けの「月経周期トラッキング」機能も搭載しています。ファーウェイのスマホとペアリングして使う場合は、カメラのリモートシャッター機能も使えます。

 

カラバリは、9月25日にオープンしたファーウェイオンラインストア「HUAWEI STORE」限定の「カンタロープオレンジ」を含めると全4色から選べます。若い世代向けの印象で、とくに「サクラピンク」は女性に好まれそうですが、性別・年齢を問わず、幅広い人に合いそうな「グラファイトブラック」も用意されています。

 

↑「HUAWEI STORE」限定で販売される「カンタロープオレンジ」

HUAWEI WATCH FITのファーストインプレ

1万3800円という安さながら、使い切れないほどの機能を搭載し、しかも電池が10日持つという、外観のカジュアルさとは裏腹にパワフルなモデル。腕に巻いていることを忘れそうになるくらい軽いので、スポーツのトラッキングには、HUAWEI WATCH GT 2 Proよりも、むしろFITが適していると思ったのが本音。筆者は試せていませんが、50mの耐水性能を備えているので、水泳のトラッキングもできます。

↑ベルトを含めて約34gという軽さなので、スポーツをする際には最適

 

↑内側はこんな感じ

 

面白かったのは、やはりワークアウトの「フィットネスコース」。やってみたいフィットネスメニューを選択すると、まずデモ動画が表示されて、その後、運動時間がカウントされる仕組み。カウント中も動画が表示されているので、FITを見やすい場所に置いて、見ながらエクササイズをすることもできます。仕事の合間や食事の後など、ちょっとした空き時間に体を動かす習慣が身に付くかもしれません。

↑フィットネスコースは12コースがプリインストールされていて、それぞれ所要時間が表示される。もちろん、コースの一部だけをすることも可能

 

↑タップすると画面にフィットネストレーナーが現れて、エクササイズがスタート

 

腕時計を付けるのは好きではないという人も試してみる価値はあると思いますよ。

 

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